Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸移籍破談も。ベンフィカがブラジル代表GKウーゴ・ソウザ獲得見送り

ウーゴ・ソウザ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は、ブラジル1部CRフラメンゴ所属のブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)の獲得交渉が破談。同選手の代替候補として、現在無所属であるブラジル代表GKフェリピ・メギオラーロ・アウベス(23)の獲得の可能性が伝えられている。そんな中、ウーゴ・ソウザのポルトガル1部ベンフィカ移籍交渉も破談に終わったようだ。

 ヴィッセル神戸は今月上旬、ウーゴ・ソウザ獲得交渉において「移籍金130万ドル(約1億7000万円)の支払いでウーゴ・ソウザ保有権の50%取得」という条件でCRフラメンゴと合意。13日になって選手サイドとも3年契約締結で合意と伝えられていた。

 しかしブラジル紙『O DIA』が翌日になって「ウーゴ・ソウザの母親が健康上の問題を抱えているため国外移籍が極めて困難」とリポート。16日には「ベンフィカがウーゴ・ソウザの契約交渉を開始。交渉は進行中である」と報じていた。

 しかしポルトガル紙『レコルド』が18日に伝えたところによると、ベンフィカは18日のクラブ内会議において、同選手の獲得を見送るという決定を下したとのこと。CRフラメンゴ残留の場合には、第3GKと厳しい立場に置かれることが濃厚だという。

 身長199cmのウーゴ・ソウザは2018年8月、当時プロ経験がないにもかかわらずブラジル代表に招集されると、2019年にCRフラメンゴのトップチームへ昇格。有望株として期待を寄せられていたが、昨季につづき今季レギュラーの座を奪うことはできなかった。