Jリーグ 川崎フロンターレ

川崎のオファー拒否…コウチーニョがブラジル4部移籍へ。ダミアンは残留か

ドウグラス・コウチーニョ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレは、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(33)の残留が濃厚と伝えられている。その一方で今季までブラジル2部ロンドリーナECに所属していたブラジル人FWドウグラス・コウチーニョ(28)獲得の可能性も報じられたが、他クラブとの争奪戦で敗れたようだ。14日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 同選手は昨年9月から4か月にわたる無所属期間をへて、今年1月にロンドリーナECへ加入。前線や右サイドなど複数ポジションで起用される中、今季はブラジル2部リーグで31試合に先発出場して7ゴールをマーク。主力選手として活躍していたが、契約満了により今季限りでのロンドリーナEC退団が決まっている。

 そんなコウチーニョの去就については、ブラジル国内のラジオ局『Paiquere 91.7』が今年10月末に川崎フロンターレと選手サイドが合意間近と報道。レアンドロ・ダミアンの後釜として獲得する可能性があると主張していた。

 また『グローボ』が先月18日に「コウチーニョの代理人が、川崎フロンターレやサウジアラビア1部アル・シャバブ・リヤドを含む複数クラブからオファーが届いていることを明かした。ブラジル国内や他国からもオファーがあった」と報道。複数クラブによる争奪戦が繰り広げられている現状を伝えていた。

 すると『グローボ』は今月14日になって、ブラジル4部アソシアソン・フェロヴィアリア・ジ・エスポルテス(フェロヴィアリア)によるコウチーニョ獲得がほぼ確実であるとリポート。「コウチーニョのもとには川崎フロンターレをはじめ複数クラブからオファーが届いたが、交渉は進まなかった」と、川崎フロンターレの同選手獲得に失敗した可能性に言及している。

 またフェロヴィアリアは、サンパウロ州選手権終了後までの3、4か月による短期契約でコウチーニョと合意に達したとみられる。

 なおダミアンは再三にわたりブラジル1部SCインテルナシオナルへの復帰が噂されていた。しかしSCインテルナシオナルの専門誌『Revista Colorada』は先月に「川崎フロンターレとの現行契約では、パフォーマンス次第で月給が最大200万レアル(約5000万円)に及ぶ」

 「彼は川崎フロンターレとの契約を全うしたいと思っている。この冬に彼がSCインテルナシオナルに復帰する可能性はほとんどない」と報道。川崎フロンターレとダミアンの契約期間が2023シーズン終了後までであることも踏まえて、今冬古巣復帰の可能性はないと主張している。