Jリーグ ヴァンフォーレ甲府

甲府マンシャ「鹿島戦勝利で証明したのは…」天皇杯決勝へ意気込みも

エドゥアルド・マンシャ 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・ヴァンフォーレ甲府は今月5日、天皇杯準決勝・鹿島アントラーズ戦で1-0と勝利。ブラジル人DFエドゥアルド・マンシャ(26)が鹿島アントラーズ戦勝利でつかんだ手応えや、ヴァンフォーレ甲府で出場機会に恵まれている理由を語った。7日、ブラジルメディア『VAVEL』が同選手の言葉を伝えている。

 ヴァンフォーレ甲府は鹿島アントラーズ戦で前半から自陣に押し込まれる中でも前半37分、DF浦上仁騎(25)のロングフィードからディフェンスラインの裏に抜け出したFW宮崎純真(22)が先制ゴールをマーク。後半も防戦一方の展開となったが粘り強い守備でピンチを凌ぎ、1-0で勝利。今月16日の決勝戦でサンフレッチェ広島と対戦することが決まっている。

 またマンシャは8月17日のJ2リーグ第28節・ジェフユナイテッド市原・千葉戦から全試合で先発出場。鹿島アントラーズ戦でもセンターバックの一角でフル出場している。

 そんなマンシャは母国メディアのインタビューに対応。「鹿島アントラーズ戦の難しさはわかっていたが、相手チームを研究した。要所を抑えて、攻撃で数少ないチャンスを生かしたよ。この勝利は僕たちにとってかなり自信になったし、士気を高めてくれた。ヴァンフォーレ甲府の価値を示してくれるものだよ」と鹿島アントラーズ戦を振り返っている。

 また自身がヴァンフォーレ甲府でレギュラーに定着していることについては「ヴァンフォーレ甲府にやって来た時は、チームのプレースタイルや日本文化、言語など、この国の環境にできる限り早く慣れることに集中していた。(みんなが)温かく迎え入れられてくれたから、とても助かっているんだ。僕はピッチでできるだけ多くのものを得ようと努力しているよ」とコメント。

 「(サンフレッチェ広島との決勝戦は)厳しい一戦になると分かっているし、相手はJリーグの中でトップレベルのクラブだ。だけど、僕たちはすでに正面から立ち向かうことができることを証明している」

 「ヴァンフォーレ甲府の天皇杯決勝進出に貢献できてうれしいけど、まだ100%満足しているわけではないし、ハードワークをつづけてタイトルを勝ち取りたいね」と、天皇杯優勝への強い思いを語った。

 なおマンシャは今年6月にポルトガル2部SCファレンセを契約満了により退団。8月にヴァンフォーレ甲府へ加入しているが、ポルトガル紙『O JOGO』は同選手とヴァンフォーレ甲府の契約期間が2023シーズン終了後までと伝えていた。