Jリーグ アルビレックス新潟

世界2位に新潟OB「すごいデータ」アルベルの後任・松橋力蔵監督称賛も

アルベル・プッチ・オルトネダ監督 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ・アルビレックス新潟は、「リーグ戦1試合平均のパス本数」でプレミアリーグの強豪マンチェスター・シティに次ぐ世界第2位になったことで話題を呼んでいる。昨季までチームを率いていたアルベル・プッチ・オルトネダ前監督、そして横浜F・マリノスでアンジェ・ポステコグルー監督とともに仕事をしていた松橋力蔵アルビレックス新潟現監督の手腕が称えられる中、クラブOBからも驚きの声が上がっている。

 アルビレックス新潟は2020シーズンから2年間にわたり、アルベル・プッチ・オルトネダ氏がチームを指揮。ラ・リーガの強豪バルセロナの下部組織で指導にあたっていたアルベル氏のスタイルは、今もなお色濃く残っている。

 また松橋力蔵氏は2018シーズンから3年間にわたり、横浜F・マリノスのトップチームコーチとしてポステコグルー監督と共闘。昨季からアルビレックス新潟のトップコーチを務めると、今季は指揮官という立場でチームをけん引。J2リーグ残り3試合の時点で首位に立っており、J1昇格へ王手をかけている。

 そんな中、国際サッカー連盟(FIFA)の関連調査機関である『CIESフットボール・オブザーバトリー』は今月3日に「リーグ戦1試合平均のパス本数」を公表。2022シーズン、または2022/23シーズン開幕から9月26日までのリーグ戦を参考にしたデータではあるが、アルビレックス新潟は713本と1位マンチェスター・シティから41本差の2位にランクインしたのだ。

 これには、かつて2013シーズンから5年間にわたりアルビレックス新潟でプレーした成岡翔氏も反応。「うーんやっぱりこのチームで一度でもいいからプレーしてみたいなぁ。しかしすごいデータだ」とツイートすると、「見ていて楽しいサッカーですね」、「松橋力蔵監督の功績だね」といったコメントが寄せられている。

 なお「リーグ戦1試合平均のパス本数」のランキングには、ポステコグルー監督の古巣である横浜F・マリノスが631本で19位にランクイン。同監督率いるセルティックが655本で12位となっている。

==========

『CIES』公表の「リーグ戦1試合平均のパス本数」ランキングトップ10

1位:マンチェスター・シティ(イングランド)-754本

2位:アルビレックス新潟(日本)-713本

3位:ベンフィカ(ポルトガル)-708本

4位:パリ・サンジェルマン(フランス)-693本

5位:マッカビ・テルアビブ(イスラエル)-682本

6位:リバプール(イングランド)-675本

7位:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)-671本

8位:FCカスピー(カザフスタン)-663本

9位:シャフタール・ドネツク(ウクライナ)-660本

10位:アヤックス(オランダ)-657本

==========