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レアル中井卓大、トップチーム昇格競争でリードか「今後数ヶ月間で…」

中井卓大 写真:Getty Images

 レアル・マドリードのBチーム(カスティージャ)所属のMF中井卓大(18)は、依然としてトップチームに帯同。フランス代表FWカリム・ベンゼマ(34)らとともに汗を流しているが、トップチーム昇格に近づいているようだ。

 中井卓大は9歳時からレアル・マドリードの下部組織でプレー。各カテゴリーで頭角を現すと、今年2月にレアル・マドリードとの契約を2025年6月まで延長。今年8月24日にはBチームの一員として選手登録されると、先月25日にスペイン3部リーグでのデビューを飾っている。

 そんな中井卓大は先月中旬からトップチームの練習に参加。ブラジル代表FWビニシウス・ジュニオール(22)ら代表戦を終えた選手が合流した後も練習に姿を見せており、日本のサッカーファンから驚きの声が多く上がっている。

 その中レアル・マドリードの専門サイト『ディフェンサ・セントラル』は「カルロ・アンチェロッティ監督を驚かせ続ける中井卓大」と見出しをうち、同選手の現状に関する特集記事を掲載。

 「アンチェロッティはカスティージャ(レアル・マドリードのセカンドチーム)の選手たちをトップチームに組み込む方法を模索している。その中で今後数ヶ月間にわたり、中井卓大をテストするつもりだ」

 「彼はそう遠くない将来、レアル・マドリード(のトップチーム)に欠けている補強選手のひとりになるかもしれない。カスティージャで指揮を執るラウル・ゴンサレスもアンチェロッティと同じ考えを持っている」とし、同選手がトップチーム昇格候補であると主張している。

 さらに『ディフェンサ・セントラル』はトップチーム昇格を争うライバルに、MFセルヒオ・アリーバス(21)を列挙。その上で「中井卓大はアリーバスとともにトップチームに入る準備はできている。彼はアンチェロッティ監督のもとでの練習がどのようなものかをすでに知っているので、アリーバスより有利だ」と綴っている。

 なおレアル・マドリードのトップチームは2日、ラ・リーガ第7節でオサスナと対戦。中井卓大の起用法について『ディフェンサ・セントラル』は「オサスナ戦でベンチメンバーとして登場する可能性は低い」と見解を述べている。