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長谷部誠のストイックさに感服!フランクフルト監督が練習中の一幕明かす

長谷部誠 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(38)は、精神的支柱としてチームをけん引。フランクフルトのオリバー・グラスナー監督も同選手のメンタリティを称えている。先月29日、ドイツのテレビ局『第2ドイツテレビ』のサッカー番組『Sportreportage』が伝えている。

 長谷部誠は2013/14シーズン終了後にフランクフルトへ加入。ここ数年間はキャプテンや副キャプテンという立場で務めると、昨季はUEFAヨーロッパリーグを制覇。今季はUEFAチャンピオンズリーグでの活躍が期待されている。

 同選手は昨年8月、ドイツ紙『ビルト』のインタビューでコンディションを高いレベルで維持するための秘訣を聞かれた際に「決まった生活リズムでほぼ毎日過ごしていますね。いつも7時に起床してトレーニング開始2時間前に(クラブ施設へ)着いて準備をします。もちろん朝食をとって、(怪我をしないための)予防やストレッチなどをします。トレーニングではつねに80、90%ではなく、最大限のパフォーマンスを発揮します」

 「夕食をとった後は、自宅で20~30分かけてお風呂につかっています。それから30分ほどストレッチをして、10時半には寝ます。7~8時間の睡眠は必要ですからね」と、規則正しい生活を送っていることを明かしていた。

 そんな長谷部誠についてグラスナー監督は『Sportreportage』にて「長谷部誠は今でもすべてのトレーニングセッションに参加している。彼には時々『これとこれは飛ばしてもいいよ』と言うが、それでも彼は全部やりたがるんだ」と、練習中のやり取りの一部を告白。

 『Sportreportage』は「長谷部誠はたとえピッチに立つことが少なくても、グラスナー監督やチーム全体にとって重要な存在であることに変わりはない」と同選手を評している。

 なおフランクフルトは今年2月18日、長谷部誠との契約を2027年6月まで延長。クラブは現役引退後のコーチングスタッフ就任を保証しているが、選手本人は現役引退の時期について来年にクラブ側と話し合うことを明かしている。