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井手口陽介の長期離脱をポステコグルー監督示唆。セルティック退団説も…

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティック所属の元日本代表MF井手口陽介(25)は、今季開幕前の負傷。アンジェ・ポステコグルー監督は、同選手の状況を明かした。13日、英紙『ザ・スコッツマン』が伝えている。

 井手口陽介は昨年12月31日にガンバ大阪からセルティックへの完全移籍したものの、今年1月のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。復帰後も出場機会に恵まれず、わずか6試合の出場で2021/22シーズンを終えていた。

 そんな井手口陽介はプレシーズントレーニング初日から参加すると、プレシーズンマッチ初戦でフル出場。練習試合でアピールを続け、現地メディアからはレギュラー定着を期待する声が上がっていた。

 しかし英メディア『フットボール・スコットランド』は、同選手が今季開幕戦の数日前に負傷したと報道。9月上旬での復帰が予想される中、開幕から全試合でメンバー外となっている。

 ポステコグルー監督は「井手口はまだ少し休んでおり、リハビリ中だ。足をかなり縫ったので、抜糸しなければならない。少し時間がかかる見込みだが、彼はクラブ施設に戻って自分のやるべきことをしている」

 「選手に対してフェアじゃないから、こういうことに時間をかけることはしないんだ。治り方は人それぞれです。重要なのは、彼が前進していることだ」と長期離脱の可能性を示唆。

 指揮官の発言をうけて『ザ・スコッツマン』は「井手口はプレシーズンでは静かな活躍を見せていたが、今回もまた、セルティックのシーズン前半を棒に振ることになりそうな怪我を負った」

 「アーロン・ムーイを獲得し、旗手怜央、マット・オライリー、カラム・マグレガーがシーズン序盤に活躍する中、中盤センターで怪我人が出ない限り、井手口の出番が回ってくることはないだろう」と綴っている。

 なお元スコットランド代表選手でレンジャーズを率いた経験を持つアレックス・マクリーシュ氏は先月末、井手口陽介の今後について「井手口陽介は怪我に悩まされているようだ。セルティックでの活躍が期待できないような気がする」

 「セルティックの将来を考えると、彼がハッピーエンドで終わることはほとんどない。アンジェ・ポステコグルー監督が彼に見出したものを、彼は満たすことができないかもしれない」

 「セルティックに入団するためには、ある程度のレベルに達していなければならない。優勝した選手たちは、これまで以上に自分のポジションを守ろうとするだろう。だから、彼はちょっとした奇跡を起こさない限り、セルティックでの日々は終わりを告げる」と、厳しい見解を述べていた。