Jリーグ V・ファーレン長崎

長崎とカリーレ監督の契約内容判明か!清水ゼ・リカルドの古巣が招へい断念

ファビオ・カリーレ監督 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎は先月、松田浩監督の解任、およびブラジル人であるファビオ・カリーレ氏の招へいを公式発表している。そのカリーレ新監督とV・ファーレン長崎の契約内容をブラジルメディア『Vasco Noticias』が報じた。

 現在48歳のカリーレ氏は、2016シーズン終了後からおよそ1年半にわたりコリンチャンスの監督を務めると、2017シーズンにブラジル1部リーグを優勝。その後はUAEのアル・ワフダ・アブダビ、サウジアラビア1部のアル・イテハド、ブラジル1部のサントス、ブラジル1部アトレチコ・パラナエンセを率いていた。

 そんなカリーレ氏については、ブラジル1部セアラーSCからのオファーを拒否した上でV・ファーレン長崎の監督に就任したとブラジルメディア『TNT SPORTS』が報道。『Vasco Noticias』は、同監督とV・ファーレン長崎の契約に200万ドル(約2億7000万円)の契約解除条項が設定されていると伝えている。

 また『Vasco Noticias』は、ブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマがマウリシオ・ソウザ前監督の後任候補にカリーレ氏をリストアップしたこともあわせて報道。ただ「カリーレは日本を離れる予定がない。彼は海外挑戦への思いを隠さなかった。ヴァスコ・ダ・ガマは彼の招へいにむけた交渉が複雑なものになると考えている」と主張。同氏がV・ファーレン長崎を退団する可能性が限りなく低いと見解を示している。

 なおヴァスコ・ダ・ガマは先月はじめ、ゼ・リカルド監督が清水エスパルスに引き抜かれたことをうけて、マウリシオ・ソウザ氏を招へい。しかし今月下旬になって、早くもソウザ監督の解任に踏み切っていた。