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岡崎慎司設立のバサラマインツ提携!クラーク国際サッカーコース創設

写真:FCバサラマインツ

 学校法人創志学園クラーク記念国際高等学校・神戸三宮キャンパスが、元日本代表FW岡崎慎司(スペイン2部カルタヘナ所属)がドイツに設立したFCバサラマインツと提携し、世界で活躍できるサッカー選手育成を目指したサッカーコースを2023年4月に創設することが明らかになった。来月11日には、トレーニング体験会が実施される。

 兵庫県出身の岡崎は、サッカーの強豪滝川第二高等学校で出会った山下喬(たかし)氏と共に、2014年ドイツにバサラマインツを創設。兵庫でも同校の同級生である岡良一氏と、サッカーアカデミーFCバサラ兵庫を立ち上げている。今年4月には、神戸市内に専用グラウンド「バサラビレッジグリーン」もオープンした。

 クラーク記念国際高校は今後、日本クラブユースサッカー選手権大会、タウンクラブカップへの出場と優勝、世界で活躍できる選手の輩出を目指す。監督、ゴールキーパーコーチ、フィジカルコーチは、FCバサラ兵庫から派遣予定。また、練習グラウンドは「バサラビレッジグリーン」を使用し、恵まれた環境でチームを強化する。

写真:FCバサラマインツ

 岡崎は、この「クラーク×バサラマインツ」創設に際して以下のようにコメントしている。

「指導については、高校時代の先輩でバサラマインツをドイツで一緒に立ち上げた山下喬氏(バサラマインツ会長兼監督)を信頼し、指導方針を決定しています。山下さんは、選手として僕が所属していたブンデスリーガ・マインツ05でのプレー経験だけでなく、指導者としての育成経験もあります。ドイツでは本当にたくさんの苦労をしてきており、クラブでは代表兼監督を担当しています。山下さんのこれまでのドイツでの経験を、選手に還元できるというのが一番重要な部分だと思います」

「ヨーロッパにいれば、チャンピオンズリーグであったり、ブンデスリーガ、ラ・リーガ、プレミアリーグ、セリエAといった、自分たちがあこがれた夢のリーグに挑戦できます。目指すべき大きな夢につながる挑戦権を(ヨーロッパでは)得られます。僕個人でいえば、やっぱり悔しい想いしか残っていません。ヨーロッパに来てから悔しい想いばかりをしてきました。そういう意味では見返したい相手がたくさんいるから、今はまだ日本に帰れません。日本人としても悔しいから、ヨーロッパで挑戦し続けています」

写真:FCバサラマインツ

「自分と同じように『ヨーロッパを目指したい』『世界を目指したい』という気持ちや『違う世界を見てみたい』という選手たちをサポートをするために、できる限り時間を作りたいと思っています。志のある選手たちに会うことは、僕の刺激にもつながりますので、時間が許す限りは会ってみたい。(この提携は)自分の仲間・クラブであるバサラマインツのグループとして関わることですから、そこに対しての覚悟や責任を僕自身も示していきたい。グループ全体で一丸となり、高い志を持った選手たちの力になれればと思います」

「一番大切なことは〝覚悟〟を持つことです。バサラマインツとクラークの提携を通して、ヨーロッパでの自分たちの経験をダイレクトに伝えられますので、その可能性はあるんじゃないかと思います。僕たちにとっても(この提携は)大きなチャレンジだと思っていますので、是非バサラマインツの考え方に共感してチームに入ってきて、ヨーロッパでプロを目指して挑戦してほしいなと思います。それぐらいの夢を持った選手たちが集まることが理想だと思います」

クラーク記念国際高校・神戸三宮キャンパス
8月11日サッカーコース体験会詳細:
https://clark.ed.jp/campus/hyogo-sannomiya/topics/25426/