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鎌田大地に新たな移籍先候補が!プレミアクラブ元関係者「日本人だから…」

鎌田大地 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)には、トッテナム・ホットスパーやリーズ・ユナイテッドにくわえて他のプレミアリーグクラブも関心を寄せているようだ。24日、英メディア『フットボール・ファンキャスト』が伝えている。

 鎌田大地の去就についてはイギリスメディア『HITC』が先月、トッテナム・ホットスパーやリーズ・ユナイテッドが関心を寄せていると報道。フランクフルトが1000万ユーロ(約14億円)程度と同選手の市場価値(2200万ユーロ:約31億円)よりも低い移籍金額で売却すると予想していた。

 しかしフランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)は今月上旬にドイツメディアのインタビューに応じると、契約延長にむけて選手サイドと連絡をとっていることを明言。来年6月に契約満了を迎える中、一転して鎌田大地が残留に向かっていることを明かしていた。

 そんな鎌田大地は今月はじめにフランクフルトのプレシーズントレーニングに合流。今月9日の練習試合・LASKリンツ戦で好パフォーマンスを発揮するなど、調子の良さをアピールしている。

 その中、『フットボール・ファンキャスト』はウェストハム・ユナイテッドがフランクフルト所属MFフィリップ・コスティッチ(29)の他にも鎌田大地の獲得に興味を示していると報道。元クラブ関係者の話として「我々はフランクフルトの他の選手にも興味を持っている。日本人のカマダに興味があるだろう」

 「日本人ということで金銭面でのインセンティブがある。カマダを獲得すれば、アジアでたくさんグッズが売ることが可能だ。だから、彼に対する興味はあると思う」と伝えている。

 また『フットボール・ファンキャスト』はウェストハム所属のアルゼンチン代表MFマヌエル・ランシーニ(29)と鎌田大地を比較。「25歳のカマダはアルゼンチン人選手より数歳若く、いくつかのカテゴリーで彼より優れたパフォーマンスを発揮している」

 「昨シーズンのカマダは90分間で平均2.82本と、ランシーニの2.77回に比べてより多くのシュートを放った。また、90分あたりの枠内シュート数も、ランジーニの0.20本に対し、カマダは0.29本だ」

 「カマダと契約することで得られるビジネスチャンスが、ウェストハムが彼の獲得を画策する理由のひとつかもしれないが、彼がピッチ上で見せたクオリティは、この選手の価値を証明している」と綴っている。

 鎌田大地は昨季、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグでウェストハム相手に決勝ゴールを奪っている。複数のドイツメディアも去就不透明と伝える中、同選手のプレミアリーグ移籍は実現するのだろうか。