Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島エヴェラウド獲得の噂にブラジル1部会長「代理人と話したが…」

エヴェラウド 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに所属するブラジル人FWエヴェラウド(30)は、母国復帰の可能性が取りざたされている。しかし、ブラジル1部アトレチコ・ゴイアニエンセの会長は、同選手の獲得に向かう可能性を否定した。22日、ブラジルメディア『sagres』が報じている。

 エヴェラウドは昨季J1リーグ戦28試合の出場で1ゴールにとどまると、シーズン終了後にコリンチャンスやサントスなどブラジル国内クラブからの関心が伝えられていたが、鹿島アントラーズに残留。ただ、今季も内転筋関連鼠径部の負傷もあり、ここまでJ1リーグで4試合、YBCルヴァンカップで3試合の出場にとどまっている。

 その中、ブラジル国内ではエヴェラウドの母国復帰の噂が再燃。同選手にアトレチコ・ゴイアニエンセが興味を示していると、『サグレス』のジャーナリストが自身のツイッターアカウントで伝えると、『Futebol Interior』はコリンチャンスが元ブラジル代表FWジョー(35)の後釜候補としてリストアップしていると報じていた。

 しかし、アトレチコ・ゴイアニエンセの会長は『sagres』のインタビューで「エヴェラウドはつねに扉を開いている選手だ。今月21日に、彼の代理人と本当に良い会話をしたが、今回は(彼を獲得する)可能性はゼロだ。彼が鹿島アントラーズで稼ぐ金額を手放すことができないし、彼は2024年まで契約している」

 「彼はフィジカル面の問題でブラジルで療養していたが、今、鹿島アントラーズを離れるのは非常に難しい」とコメント。選手サイドにコンタクトをとったことを明かした上で、今夏の移籍ウィンドウでエヴェラウド獲得の可能性がないと断言している。

 鹿島アントラーズの前線では、日本代表FW上田綺世(23)とFW鈴木優磨(26)がここまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。エヴェラウドはレギュラー争いに割って入れていないが、年俸面を考慮すると鹿島アントラーズ残留が基本線とみられる。