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元FC東京・室屋成が今夏残留か。「独2部で優れた選手」と独紙評価も…

室屋成 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグのFC東京でプレーしていた日本代表DF室屋成(28)は、ドイツ2部のハノーファー残留が濃厚となっているようだ。20日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 室屋成は2020年8月にFC東京からハノーファーへ完全移籍。海外挑戦1年目の2020/21シーズンから右サイドバックのレギュラーに定着すると、2021/22シーズンはDFヤニク・デーム(25)とのポジション争いを展開。リーグ戦全34試合中20試合で先発出場していた。

 『ビルト』は2021/22シーズンにおけるハノーファーの戦いぶりを分析するとともに、主な選手の去就を予想。サイドバックの出来について「ニクラス・フルトとムロヤという、ドイツ2部で優れたサイドバックが大きなミスを犯すことなく、盤石の態勢を築いていた。ただ、この2人からはゴールの脅威や勢いは感じられない。ハルトは27試合で1得点、室屋は3得点だ」と評価している。

 また、室屋成の去就については「来シーズンもシードされるはずだ」とし、今夏残留を想定。他クラブからのオファーについては言及していない。くわえてシュテファン・レイトル新監督が3バックシステムを好んでいることから、2022/23シーズンは右ウイングバックのポジションで起用される可能性があると見解を示した。

 なお、ハノーファーは今月中旬に2022/23シーズン開幕にむけてのプレシーズントレーニングを開始。18日には今月初のトレーニングマッチで3-0と勝利している。また、この試合ではデームが1ゴールと結果を残した一方、室屋成はコンディションが万全でないこともあり欠場している。