
シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表MF香川真司(33)は、すでに今夏残留の方針を明かしている。その香川真司を含む複数選手の今後について、クラブ幹部がベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』のインタビューで語った。
香川真司は今年1月10日にSTVVへ加入。2月中旬にリーグ戦でデビューすると、スーパーサブとして出場機会を確保。4月10日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)最終節・スタンダール戦では移籍後初アシストをマークしていた。
また、STVVは香川真司がデビューしてからリーグ戦で6勝2分と無敗でシーズンを終了。ピッチ内外で同選手の果たす役割が高く評価されると、本人もスタンダール戦後に「バルセロナからオファーがあれば行きますよ!」とジョークと飛ばした上で「普通はSTVVに残りますね」と残留の意思を示していた。
STVVのスポーツディレクターであるアンドレ・ピント氏は、香川真司や主力選手であるMFクリスティアン・ブリュルス(33)について「二人とも契約は来年6月までであり、我々は頼りにしている。今のところ、ブリュルスを含む何人かの選手と契約延長にむけて交渉しているところだ」とコメント。香川真司の残留が既定路線であることを明かしつつも、契約延長の可能性には言及しなかった。
香川真司はベルギーでのシーズンを終えた後、古巣であるセレッソ大阪のトレーニングに参加。自身のインスタグラムアカウントでもトレーニングに励む様子が定期的に投稿されている。
また、同選手は今年4月にベルギーメディアのインタビューを受けた際、「ヨーロッパに残って自分がピッチで何ができるか証明したいと思っています。もう一歩先へ進みたいか僕には分かりませんし、あまり先のことは考えていません。STVVで本当に進歩できてますよ」と語っていた。今もなお欧州でのプレーにこだわる中、STVVで充実期を迎えていることは間違いなさそうだ。
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