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元広島・川辺駿のプレミア挑戦先送り…スイス1部クラブが来季残留発表

川辺駿 写真:Getty Images

 日本代表MF川辺駿(26)は、来季からプレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズでプレーすることが期待されていた。しかし、スイス1部のグラスホッパー・クラブ・チューリッヒは同選手の今夏残留を公式発表している。

 川辺駿はジュビロ磐田やサンフレッチェ広島をへて、昨年7月にグラスホッパーへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すると、今年1月にウルバーハンプトン・ワンダラーズへの完全移籍が正式決定。ウルバーハンプトンとは3年半の契約を結んでいたが、今年6月まではレンタル移籍という形でグラスホッパーでプレーしていた。

 そのグラスホッパーは今季全日程を終えると、今月24日に9選手の退団を公式発表。声明内で川辺駿の去就について「予定通り2023年夏までさらに12ヶ月間チューリッヒに留まることになった」と述べている。また、同選手とともにウルバーハンプトンへ完全移籍していた韓国代表FWチョン・サンビン(19)についても、来季終了後までの残留が決まっている。

 川辺駿は今季のスイス1部リーグで全36試合中31試合で先発出場し、7ゴール3アシストをマーク。中盤センターのみならず、2シャドウの一角など攻撃的なポジションでも起用される中で結果を残していた。

 ただ一方で、日本代表ではここまでわずか4試合の出場にとどまっているほか、カタールW杯アジア最終予選では全試合でメンバー外に。W杯本大会の日本代表メンバー入りが難しい状況となっている。