明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)が、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)の今後について語った。
ボージャンはかつてバルセロナでイニエスタやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)らとともにプレー。3度のラ・リーガ制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を成し遂げていた。また2011年7月以降はローマやミラン、アヤックス、ストーク・シティ、マインツなど複数クラブに在籍。昨年8月にヴィッセル神戸へ加入してイニエスタと再会している。
一方、イニエスタはバルセロナでラ・リーガやCLなど数多くのタイトルを獲得。2018年5月にヴィッセル神戸へ加入すると、中心選手として2019シーズンの天皇杯優勝に大きく貢献しており、今季もキャプテンとしてチームをけん引している。
日本での2シーズン目を迎えているボージャンは今月、AFP通信のインタビューでイニエスタの今後について聞かれると「アンドレスは引退後に彼のやりたいことを何でもできるだろうね。彼が望めば、監督になることもできるし、スポーツ・ディレクターになることも、ビジネスに関わることもできるんだ。パーソナルな面で選手たちを大いに助けられると思うし、それが彼のような選手から学ぶことができるスポーツの価値観なのさ」と語っている。
また、ボージャンはイニエスタから現役引退の時期について聞かされていないことも告白。「(将来ではなく)今起きていることだけを話している」と語っているという。
イニエスタは昨年5月11日にヴィッセル神戸と2024年1月までの契約延長を行っている。ただ、今季開幕前にスペインメディアのインタビューで「バルセロナは僕の家であり、あそこ以上に良いところはない。今はプレーのことをたくさん考えるのが好きだし、今の僕にとって一番魅力的なことだよ」とバルセロナ復帰を検討していることを明かしていた。
さらにヴィッセル神戸がJ1リーグで最下位と不振を極めていることもあり、海外ではイニエスタのバルセロナ復帰の可能性が再三にわたり伝えられている。
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