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浦和リンセン獲得の予兆?フェイエノールトがアヤックスFW獲得発表

ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、フェイエノールト所属のオランダ人FWブライアン・リンセン(31)獲得に近づいていると伝えられている。その中、フェイエノールトはアヤックス・アムステルダムからブラジル人FWダニーロ(23)を獲得したと公式発表している。

 ダニーロは2017年8月にブラジル1部サントスの下部組織からアヤックスへ完全移籍。加入直後はU19チームに合流していたが、2020年2月にトップチームでデビュー。トゥウェンテへレンタル移籍した2020/21シーズンにはエールディビジ(オランダ1部)で17ゴール5アシストと驚異的な結果を残していたが、アヤックスに復帰して臨んだ今季はリーグ戦13試合の出場で1ゴールに終わっていた。

 アヤックスはダニーロとの契約期間が今年6月までとなっていたため、昨年から契約延長にむけた動きを見せていた。しかし、選手サイドはアヤックスの新契約オファーを拒否。今季限りでの退団が確実となると、フェイエノールトは同選手と4年契約を結んでいる。

 オランダ紙『AD』はダニーロのフェイエノールト移籍決定を伝えるとともに「リンセンは日本の浦和レッズへ移籍する可能性がある。リンセンでもデセルスでもなく、ミッドフィルダーのフース・ティルが今季15ゴールでクラブのトップスコアラーに輝いたのだ」と報道。

 昨夏にKRCヘンクから1年レンタルで加入していたナイジェリア代表FWシリル・デセルス(27)については「フェイエノールトはデセルスの完全獲得に動いている。しかし、デセルスには400万ユーロ(約5億5000万円)の値札がかかっており、これはより多くのクラブの関心を集めることになった」と伝えている。

 なおリンセンの去就については、オランダ紙『AD』が先月末に「浦和レッズが彼に関心を寄せている。フェイエノールトとの契約は2023年6月まで残っているが、日本のクラブは移籍金の支払いを望んでいる」と報道。

 今月中旬になるとオランダメディア『RTV Rijnmond』が「リンセンは浦和レッズ移籍が近づいている。フェイエノールトは、リンセンを高額で売却することを望んでいる」と伝えているほか、移籍金は最大で220万ユーロ(約3億円)と報じられている。