Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌がタイ代表選手“ダブル獲り”か!スパチョーク獲得決定後に新たな動きが…

ウィーラテップ・ポンパーン 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌は、タイ・リーグ1(タイ1部)のブリーラム・ユナイテッドに所属するタイ代表MFスパチョーク・サラチャット(23)を獲得しているが、ムアントン・ユナイテッド所属のタイ代表MFウィーラテップ・ポンパーン(25)獲得も狙っているようだ。11日、タイメディア『デイリーニュース』が伝えている。

 身長182cmで左利きのウィーラテップは、2018年12月にムアントン・ユナイテッドへ加入。移籍当初は出場機会に恵まれなかったが、昨季に中盤センターでレギュラーに定着。今季はリーグ戦30試合中26試合で先発出場しているが、インサイドハーフのポジションでスタメンに抜てきされることもあった。

 また、昨年12月開催のAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)でタイ代表に初めて招集されると、AFFスズキカップでは8試合中4試合に出場。タイ代表の優勝に大きく貢献するとともに、自身の知名度も高めている。

 そんなポンパーンの去就については、「Jリーグの幹部が同選手の獲得をJリーグクラブに提案している」と昨年12月にイギリスメディア『90min』のタイ版が伝えていたが、この時点では獲得を狙っているクラブ名が明らかになっていなかった。

 しかし『マイデイリー』の報道によると、北海道コンサドーレ札幌がポンパーンを半年間のレンタルにより獲得することを望んでいる模様。クラブ幹部が近日中にもムアントン・ユナイテッド側との会談を行うようだ。

 北海道コンサドーレ札幌は今年1月にタイ代表MFチャナティップ・ソングラシン(28)を川崎フロンターレへ完全移籍により放出。東南アジアのマーケティング戦略を継続するために、今季中に東南アジア出身の選手を獲得する可能性が伝えられていた。

 その中、今月11日にスパチョークの獲得が正式決定。ブリーラム・ユナイテッドの公式発表によると、両クラブの取引では半年間のレンタル期間延長オプションや買い取りオプションが盛り込まれている。