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南野拓実に新たな移籍先候補が!「リバプールからの獲得できる4選手」を現地メディア選定

南野拓実 写真:Getty Images

 日本代表FW南野拓実(27)は今季終了後のリバプール退団が噂されているが、ここにきて新たな移籍先候補が挙がっているようだ。25日、英メディア『HITC』が伝えている。

 同選手は昨年7月にレンタル先のサウサンプトンからリバプールに復帰したが、今季もここまで公式戦8試合の出場にとどまっているほか、プレミアリーグではスタメン出場がない。また、先月下旬の代表ウィーク後は一度も公式戦のピッチに立っていないほか、今月5日開催のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ・ベンフィカ戦以外の全試合でベンチ外に。24日開催のプレミアリーグ第34節・エバートン戦でもベンチ入りメンバーに名前はなく、周囲からはリバプールで構想外になったという見方が広まっている。

 そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。選手本人もリバプール残留を望んでいると報じられていた。ただ、今年2月にリーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃すると、先月にはボルシア・ドルトムントやラツィオへ移籍する可能性が伝えられている。

 その中、『HITC』は「ニューカッスルがリバプールから獲得できる4選手」という見出しをうち、ニューカッスル・ユナイテッドの獲得候補としてアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(23)、イングランド代表DFジョー・ゴメス(24)、イングランド代表FWアレックス・オックスレイド=チェンバレン(28)、南野拓実の名前を挙げている。

 そして南野拓実については「ミナミノは、2020年にリバプールがわずか725万ポンド(約11億8000万円)を支払ったとき、“バーゲンサイン”という見方が多かった。しかし、わずか2シーズンのうちにリバプールはすでに彼を放出しようとしている可能性がある」

 「ニューカッスルはアラン・サン=マクシマンの去就が不透明であり、ミナミノはこのニューカッスルのトリックスターがクラブを去った場合の代替選手となる可能性がある。リバプールはミナミノの売却に前向きとみられている。彼にとってニューカッスルは理想的なクラブになるかもしれない」と説明。フランス人FWアラン・サン=マクシマン(25)の後釜候補として有力視している。

 なお、ニューカッスルは昨年10月にサウジアラビア政府系の投資ファンド『PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)』がクラブ所有権を取得。豊富な資金力を武器にスター選手の獲得に動く可能性が再三にわたり伝えられている。

 『HITC』は「リバプールはほぼ全てのポジションに素晴らしい選手層を持つ、ヨーロッパで最高のチームの一つだ」とリバプールのメンバーレベルが欧州屈指という見解を示している。それだけにニューカッスルをはじめプレミアリーグの他クラブは、リバプールで出場機会が少ない選手の獲得を狙っているかもしれない。