オーストラリア代表は24日にFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選の日本戦を控える中、大量の離脱者に悩まされている。その中、かつてオーストラリア代表や横浜F・マリノスを率いていたアンジェ・ポステコグルー氏の発言が注目を集めているようだ。23日、オーストラリア紙『マレーバレー・スタンダード』が伝えている。
オーストラリア代表は昨年10月12日に埼玉スタジアム2002で行われたカタールW杯アジア最終予選の日本戦で0-1と敗戦。その後も1勝3分と格下のオマーンや中国相手に勝ちきれず、日本とサウジアラビアの直接対決を残す中、グループBで2位日本との勝ち点差が「3」に広がっている。
また今回のオーストラリア代表メンバーでは、セレッソ大阪に所属するFWアダム・タガート(28)をはじめ複数選手が負傷により招集外に。そしてメンバー発表後にはセルティック所属のMFトム・ロギッチ(29)や上海海港所属のMFアーロン・ムーイ(31)をはじめ主力選手が相次いで離脱する事態に陥っている。
その中、大陸間プレーオフをへてオーストラリア代表をロシアW杯出場に導いたポステコグルー氏は今月21日、オーストラリアメディア『オプタス・スポーツ』による元オーストラリア代表マーク・シュワルツァー(49)との対談企画に参加。自身に対するまわりの評価について聞かれると「もしマルセロ・ビエルサがオーストラリアに身を寄せたとしたら、私たちは門戸を開き、ユース育成から何から、彼が望むものをすべて与えると思うね」
「私がオーストラリアに戻ったとしても、様々な方法で人々を説得しなければならないだろう。オーストラリアで達成したすべてのことを誇りに思っている。私はオーストラリア人だから、つねにオーストラリアをサポートしているよ」とコメントを残していた。
すると『マレーバレー・スタンダード』はオーストラリア代表が離脱者続出やグラハム・アーノルド監督の新型コロナウイルス陽性など、多くの困難を抱えていることに言及。その上でこのポステコグルー氏の発言について「スコットランドではグラハム・アーノルド(オーストラリア代表監督)の前任者であるアンジェ・ポステコグルーが、セルティックでの生活がいかに充実しているか、そしていかに自分が過小評価されているかということを饒舌に語っていた」と説明している。
母国や日本で実績を積み重ねてきたポステコグルー氏だが、オーストラリア代表が窮地に立たされる中でのコメントにオーストラリア国内からどのような声が上がるのか気になるところだ。
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