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元浦和指揮官・ペトロヴィッチがイラク代表監督解任!在任期間わずか2カ月

浦和レッズのホーム 埼玉スタジアム2002 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズを率いた過去をもつゼリコ・ペトロヴィッチ氏は、イラク代表監督を解任された。2日、イラクサッカー協会(IFA)が公式発表している。

 イラク代表はカタールW杯2次予選・グループCで強敵イランと同居。バーレーンも含めてし烈な争いとなる中、勝ち点17を獲得して2位で最終予選進出を果たす。しかし、最終予選では初戦で韓国相手に引き分けたものの、昨年11月までに4分2敗と苦戦。11月17日の韓国戦で0-3と敗れた後、IFAはディック・アドフォカート監督の辞任、およびペトロヴィッチ氏の監督就任を発表していた。

 その後、イラク代表は先月22日の国際親善試合・ウガンダ戦で勝利。しかし、27日のイラン戦で0-1と敗れると、今月1日に行われたレバノン戦も1-1のドローで終了。残り2試合の時点でイランと韓国がW杯本大会出場を決めており、アジアプレーオフ出場圏内の3位UAEに4ポイント差をつけられるなど、W杯出場が絶望的な状況となっている。IFAは2日の会議でペトロヴィッチ監督の解任が決定したと発表。後任に関しては来週にも決まるものとみられる。

 なお、ペトロヴィッチ氏は現役時代にセビージャやPSVアイントホーフェンなど欧州の複数クラブを渡り歩くと、1997年から2000年まで浦和レッズでプレー。現役引退後の2011年に浦和レッズを率いていたが、クラブがJ2降格圏手前まで沈むと、2011年10月に解任されている。