Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌退団ジェイ「日本サッカーに彼が必要」Jリーグ新チェアマン・野々村芳和氏との秘話明かす

ジェイ・ボスロイド 写真:Getty Images

 Jリーグは1月31日、北海道コンサドーレ札幌を運営する株式会社コンサドーレ札幌代表取締役会長である野々村芳和氏が次期チェアマンに内定したと公式発表している。その中、2021シーズンまで北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたFWジェイ・ボスロイド(39)が同氏に対してメッセージを送った。

 現在49歳の野々村芳和氏は、現役時代にジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)とコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)でプレー。現役引退後はコンサドーレ札幌に関わりながらサッカー解説者としてメディア出演し、2013年には代表取締役社長に就任。債務超過解消をはじめ経営面で手腕を発揮すると、クラブの成績面でも確かな成長を遂げていた。

 一方、ジェイは2015年から2シーズンにわたりジュビロ磐田でプレーした後、2017年7月に北海道コンサドーレ札幌へ加入。2017シーズンの後半戦で2桁ゴールをあげてチームをJ1残留に導くと、2018シーズン以降も毎年リーグ戦で20試合以上に出場して5ゴール以上をあげるなど、必要不可欠な戦力として活躍。2021シーズンもJ1リーグで24試合に出場していたが、家庭の事情により退団していた。

 そんなジェイは1日にSNSを更新。野々村芳和氏とのツーショット写真をアップするとともに「この時、ノノさん(野々村芳和氏)もコンサドーレを去ることが分かったね。彼は僕がこれまで一緒に仕事をしてきた中で最高の社長だったし、つねに良い関係だったよ。僕が日本を離れること、彼がコンサドーレを離れて日本サッカーで最も大きな役割を担うことになることなど、彼とはすべてを話したのさ」

 「僕は日本サッカーに彼が必要だと言っていた。彼はまだ若い。それにJFAも新しいアイデアを持ったフレッシュで若い会長を必要としている。(日本サッカーには)変化が必要だし、その役割にノノさんがいるのさ。今は日本サッカーが前進して、さらに成功を収めると信じているよ」と野々村芳和氏に対する感謝や励ましの言葉を投稿した。