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元横浜FMデゲネクが中東移籍匂わせ!元FC東京チャン・ヒョンスの去就に影響も

ミロシュ・デゲネク 写真提供:Gettyimages

 かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていたオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネク(27)は、セルビア・スーペルリーガ(セルビア1部)の強豪レッドスター・ベオグラードを退団している。その中、サウジアラビアメディア『so3ody』が11日、同選手のSNS投稿を紹介した上で、元FC東京の元韓国代表DFチャン・ヒョンス(30)の去就について報じた。

 同選手はブンデスリーガのVfBシュツットガルトや1860ミュンヘンをへて、2017年に横浜F・マリノスへ加入。横浜F・マリノスではセンターバックのレギュラーに定着していたが、2018年7月にレッドスター・ベオグラードへ完全移籍。2019年1月にサウジアラビア1部のアル・ヒラルに加入したものの、わずか半年でレッドスター・ベオグラードに復帰していた。

 そんなデゲネクは、復帰1年目の2019/20シーズンにリーグ戦30試合中20試合で先発出場したほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ全6試合でフル出場。昨季もセンターバックの主力として活躍していたが、今季はここまでリーグ戦21試合中わずか5試合の先発出場にとどまり、今月10日にレッドスター・ベオグラードと契約解除を行うことで合意に達している。

 デゲネクの去就については、セルビアメディア『KURIR』が今月9日、元ガンバ大阪のFW中村敬斗(21)を擁するオーストリア1部のLASKリンツが獲得にむけて選手サイドとの交渉に当たっていると報じていた。

 その中、本人は11日にSNSを更新。アル・ヒラル在籍時の自身の姿をアップするとともに「新たなチャプターへひとりの戦士として突き進む。新たな始まりが楽しみだ」と投稿している。

 『so3ody』はこのデゲネクの投稿がアル・ヒラル復帰を示唆するものであると主張。その上で昨年末からKリーグ1(韓国1部)の蔚山現代への移籍が噂されているチャン・ヒョンスが、アル・ヒラル退団に近づいていると伝えた。

 なお、チャン・ヒョンスは2019年7月にFC東京からアル・ヒラルへ完全移籍すると、加入1年目からリーグ戦30試合中23試合で先発出場したほか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のタイトルも獲得。今季はここまでリーグ戦14試合中11試合で先発メンバーに名を連ねているほか、ACLではグループステージ初戦から決勝まで全10試合で先発出場し、2019年以来となる優勝に大きく貢献している。

 また、チャン・ヒョンスの去就を巡っては、アル・ヒラルは今年6月に契約満了を迎える同選手との契約延長を望んでいるものの、選手サイドから拒否された場合には、高額の移籍金を要求した上で売却する可能性が高いと、昨年12月22日に韓国メディア『スポーツソウル』が報道。

 すると、韓国メディア『Football Asia』は28日、チャン・ヒョンスは蔚山現代と条件面で合意に達したと伝えているが、サウジアラビア国内の複数メディアは同選手のアル・ヒラル残留が濃厚という見解を示していた。