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川島永嗣、仏カップ戦で今季初スタメンに!指揮官が明言「プレーするに値する選手」

川島永嗣 写真提供: Gettyimages

 ストラスブールに所属する日本代表GK川島永嗣(38)は、今月16日開催予定のクープ・ドゥ・フランス(フランス国内カップ戦)ベスト64・ヴァランシエンヌ戦で今季初めてピッチに立つようだ。14日、フランスメディア『Madein FOOT』が伝えている。

 ストラスブールは今季、ベルギー代表GKマッツ・セルス(29)がここまでリーグアン(フランス1部)全試合に出場。川島永嗣はバックアッパー1番手として全試合でベンチ入りしているものの、出番がなかった。その中、ジュリアン・ステファン監督は14日の記者会見でヴァランシエンヌ戦について触れている。

 指揮官は「木曜日は川島永嗣がプレーする。彼はプレーするに値する選手だ」と川島永嗣の先発起用を明言。その上で「ローテーションはあっても、大きな変化はないだろう。全体のバランスを崩すのは良くないことだと考えている」と多くの主力メンバーを送り出す考えを明かしている。

 そしてリーグドゥ(フランス2部)の舞台で戦っているクラブとの対戦については「リーグアンとリーグドゥのクラブのレベル差はそんなにない。試合ではレベルに関係なく、誰もがみんなに勝つことができる。クープ・ドゥ・フランスでは謙虚さが不可欠だ。気を抜くと、道を踏み外すことになる。相手は我々と同じように練習し、同じ条件で戦っている。彼らはホームでプレーする。我々は非常に慎重にならざるを得ない」と警戒感をあらわにした。

 なお、川島永嗣は2017/18シーズン終了後にメスを退団し、ストラスブールへ加入。2019/20シーズンまでは控えGKだったこともあり、わずか1試合の出場にとどまっていた。しかし、昨季はセルスとフランス人GKビングル・カマラ(25)の負傷離脱によりチャンスが巡って来ると、リーグ戦24試合でゴールマウスを守り、クラブのリーグアン残留に貢献。クラブ幹部から高い評価を受け、今年6月に2023年6月までの新契約を結んでいる。