Jリーグ ベガルタ仙台

J2降格・仙台カルドーゾが注目発言「いつでもお役に立てる」買取OPは1億円超

ベガルタ仙台のサポーター 写真提供: Gettyimages

 ベガルタ仙台は、今年4月にブラジル人FWフェリペ・カルドーゾ(23)をレンタルで獲得しているが、買い取りオプション行使の行方に注目が集まっている。その中、カルドーゾ本人はベガルタ仙台でプレーを続ける意思があることを明かした。

 同選手はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサントスからベガルタ仙台へレンタル移籍により加入。5月25日開催のJ1リーグ第15節・大分トリニータ戦でデビューすると、今季はリーグ戦で23試合に出場。先発出場は4試合にとどまったものの、手倉森誠前監督からスーパーサブとしての役割を与えられていた。

 そんなカルドーゾはベガルタ仙台へのレンタル期間が来年1月までとなっている。また、ブラジルメディアの報道によると、同選手の取引において100万ドル(約1億1000万円)による買い取りオプションが付帯されているほか、今季の年俸をベガルタ仙台が全額負担しているという。

 また、同選手がサントスの構想に含まれていないことから、買い取りオプション行使によるベガルタ仙台への完全移籍が既定路線になっていると、ブラジルメディア『BOLA VIP』は先月はじめに報道。しかし、ベガルタ仙台のJ2降格が決定したことにより、ベガルタ仙台を退団する可能性が取りざたされている。

 その中、カルドーゾ本人は7日にインスタグラムを更新。ベガルタ仙台のユニフォームを身にまとう自身の姿をアップするとともに「僕のキャリアにおけるもう1つのシーズンが終わったけど、苦い気分だね。自分の目標や夢のためにもっと貢献できたはずだし、もっと犠牲を払えたはずだ。僕の人生において、挑戦に満ち溢れた1年だったよ。正しいことよりも間違ったことの方が多かったけど、間違いなく進歩している。僕はプロフェッショナルな人間として結果を出すことを楽しみにしている。今年は、犠牲なくして栄光は得られないことを知れたよ」

 「残念ながら、クラブはJ2に降格してしまった。スポンサーやファンのみんなに謝りたいし、クラブが僕を引き留めたいと思っているなら、私はいつでもお役に立てると言いたいね。こんな機会を与えてくれたベガルタ仙台に感謝しているし、夢を持ち続けるために他の場所を探すことを許してくれたサントスにも感謝しているよ」と投稿。残留要請があった時には応える準備ができていることを強調した。