Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島サポーターの“野次”に批判殺到!湘南監督がオリベイラ急逝に言及も…

徳島ヴォルティスのサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグ第37節・湘南ベルマーレ対徳島ヴォルティスが27日、湘南ベルマーレのホームであるレモンガススタジアム平塚で行われたが、徳島ヴォルティスサポーターとみられる人物の言動が物議を醸している。

 J1残留を争う両クラブによる対戦は0-0で迎えた後半21分、徳島ヴォルティスから左サイドからのコーナーキックにファーサイドでMF宮代大聖(21)がボレーシュートで合わせると、U24日本代表GK谷晃生(21)のセーブに遭う。しかし、このこぼれ球をMF岸本武流(24)が押し込み、先制に成功。徳島ヴォルティスは湘南ベルマーレの反撃を振り切り、1-0と勝利している。

 また、同じく残留争いを繰り広げる清水エスパルスは、敵地での浦和レッズ戦で1-0と勝利。この結果、徳島ヴォルティスはJ2降格圏の17位から抜け出せなかったものの、16位の湘南ベルマーレと勝ち点「36」で並んでおり、J1残留の望みを最終節に託す格好となっている。

 湘南ベルマーレは試合後、今季ホーム最終戦セレモニーを開催。山口智監督が湘南ベルマーレサポーターに対して挨拶しているが、今月23日に急死したオリベイラ選手について触れる際に言葉に詰まっていた。その時、徳島ヴォルティスサポーターと思われる人物が「湘南、ありがとう!バイバーイ!」と大声で叫んでおり、DAZN中継の集音マイクに拾われている。

 これには、湘南ベルマーレサポーターをはじめ多くのJリーグファンから「許せない」、「下品」、「悪質すぎる」と批判の声が多く上がっている。

 なお、徳島ヴォルティスの一部サポーターは、先月16日にニッパツ三ツ沢球技場で行われた第33節・横浜FC戦や、今月20日に味の素スタジアムで開催された第36節・FC東京戦でブーイングをするなど「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に違反する行為を犯している。度重なるルール違反にくわえて、今回のリスペクトを欠いた言動に多くのJリーグサポーターが憤りを感じているはずだ。