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遠藤航に不安要素!独誌での評価平均値が大幅に悪化!疲労蓄積以外の原因も…

遠藤航 写真提供: Gettyimages

 VfBシュツットガルトに所属するMF遠藤航(28)は今季からキャプテンを務めるなど、チームに欠かせない存在となっている。しかし、ドイツメディア『ZVW』は12日、同選手にとってネガティブなデータを紹介した。

 遠藤航は昨季ブンデスリーガで33試合に先発出場。ペルグリノ・マタラッツォ監督やチームメイトから信頼を寄せられると、今季もここまでリーグ戦全部11試合でスタメンに抜擢されている。しかし、VfBシュツットガルトは11試合終了時点で2勝4分5敗と黒星が先行。勝ち点10の獲得にとどまっており、2部降格圏手前の15位に低迷している。

 同選手は昨季終了後、U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技の全6試合で先発出場しているほか、9月以降の代表ウィークでも日本代表の一員としてFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選に臨んでいる。そのため、昨季終了後からオフがない状況となっているが、マタラッツォ監督は「ワタルはマシーンのようだ」というコメントを残していた。

 しかし、『ZVW』は遠藤航の疲労蓄積の証拠となり得るデータをピックアップ。ドイツ誌『キッカー』における試合採点の平均値が、昨季の第11節終了時点では「2.77」と及第点以上だったのに対して、今季は「3.82」と悪化しているというのだ(ドイツでは1から6までの評価であり、数字が小さいほど高評価。及第点は「3」)。

 ただ、『ZVW』はチーム全体を取り巻く状況が昨季とは大きく異なっていることも遠藤航の平均値悪化の要因であると主張。今季は複数選手が新型コロナウイルス陽性により隔離を余儀なくされたほか、遠藤航と中盤でタッグを組んでいたMFオレル・マンガラ(23)が太ももの負傷により戦列を離れている。

 なお、遠藤航は今月11日に敵地ハノイで行われたカタールW杯アジア最終予選・ベトナム戦でもフル出場している。チーム状況が思わしくないだけに、同選手のフィジカルコンディションの関する心配の声はさらに高まっているはずだ。