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「楽しむと同時に…」久保建英が負傷離脱中に得た気づきとは…「どう試合を見ているか」

久保建英 写真提供: Gettyimages

 日本代表MF久保建英(20)は、レアル・マドリード戦での負傷により戦線離脱を余儀なくされている。その中、同選手は28日にクラブ公式YouTubeチャンネルで公開されたインタビューで、試合観戦時の新たな気づきを明かした。

 久保建英は東京五輪男子サッカー競技終了後、レアル・マドリードからRCDマヨルカへ1年レンタルにより再加入。ラ・リーガ(スペイン1部)でコンスタントに出場機会を得ていたが、22日に迎えたラ・リーガ第6節・レアル・マドリード戦でヒザを負傷して戦線離脱。復帰まで1カ月以上と報じられる中、今月26日にクラブ公式YouTubeチャンネルでジムでトレーニングに励む同選手の姿が公開されていた。

 そんな久保建英はクラブ公式インタビューで「マヨルカでみんなが親切にしてくれているし、チームの試合を見るのを楽しんでいる。チームは2試合アウェイで戦っていて、テレビで試合を見なければいけなかった。だけど、やっとソン・モッシュ(RCDマヨルカのホーム)でまたチームを見て楽しむことができる」とコメント。

 そしてテレビで試合観戦している時の心境を問われると「実際のところ、(試合を)見るよりもプレーする方が良い。それははっきりしている。楽しむと同時に苦しんでいる。今はよりファンの気持ちが分かる。彼らがどう試合を見ているかってことがね。今、僕はひとりのファンとして試合を見ている。楽しむけど、チームが悪い流れだと僕も苦しい」と語るなど、サポーターの気持ちをより理解したことを明かしている。

 なお、マヨルカは久保建英の離脱後、リーグ戦5試合を1勝2分2敗とやや苦戦を強いられている。ルイス・ガルシア監督から攻撃陣の中心選手として期待されているだけに、サポーターからも早期復帰を望む声が上がっている。