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「カマダはこれからも…」鎌田大地に対する指揮官の評価は…直近4戦でベンチスタート

鎌田大地 写真提供: Gettyimages

 アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地(25)は、直近4試合で先発メンバーから外れている。しかし、オリバー・グラスナー監督は同選手の出場機会増加を示唆した。20日、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』が伝えている。

 鎌田大地は今夏プレミアリーグへの移籍が噂される中、フランクフルトに残留。今季も開幕からコンスタントに出場機会を得ている。ただ、ここまで本来のパフォーマンスを発揮できない状況が続いていることもあり、先月25日開催のブンデスリーガ第6節・ケルン戦から4試合つづけてベンチスタートとなっているほか、今月3日の第7節・バイエルン・ミュンヘン戦では出番がなかった。

 一方、フランクフルトは代表ウィーク明けの今月16日に行われた第8節・ヘルタ・ベルリン戦で1-2と敗戦。グラスナー監督は攻守両面でミスが目立ったことに不満を覗かせていたが、鎌田大地を先発起用しなかった指揮官の采配を疑問視する意見がドイツ国内の複数メディアからあがっていた。

 その中、『フランクフルター・ルントシャウ』は21日開催予定のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・オリンピアコス戦で鎌田大地が先発起用されると予想。他のアタッカー陣よりも、代表戦を戦って疲労を貯めている同選手の方が良いプレーを見せていると主張している。

 くわえて、グラスナー監督はオリンピアコス戦の前日記者会見で鎌田大地について言及。「カマダはここまですでに出場時間が多くなっている。彼はこれからも多くの時間を得ることになるだろう」と語っており、序列低下の可能性を否定している。

 なお、指揮官はヘルタ・ベルリン戦での敗戦をうけて、再び4バックシステムに戻すことも視野に入れていると伝えられている。鎌田大地としては、自らのプレーでここまで思うように勝ち星を積み重ねられていないチームに変化をもたらしたいところだ。