セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(26)は負傷離脱により、来月のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合に臨む日本代表の招集は見送られている。しかし、セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は同選手が日本代表に選出されたという主旨のコメントを残しているようだ。29日、クラブ公式サイトが指揮官の言葉を伝えている。
古橋亨梧は明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からセルティックに加入すると、ここまで7ゴールをマーク。鮮烈なパフォーマンスを披露してレギュラーに定着している。そして同選手は日本代表に招集されると、今月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われたオマーン戦で、後半開始からウニオン・ベルリンのMF原口元気(30)にかわって左サイドで途中出場。そして、7日にカタールの首都ドーハで中立開催された中国戦では、左サイドで先発出場。しかし、50分に右ひざを痛めてピッチを後にしていた。
古橋亨梧の離脱期間について、当初1カ月程度になると複数のイギリスメディアが報道。しかし、先週にクラブ公式SNSで公開された写真に個別トレーニングという形でランニングをする同選手の姿が確認されており、セルティックのサポーターからインターナショナルマッチウィーク前の復帰を望む声が次々と寄せられていた。ただ、ポステコグルー監督は先週の時点では、同選手の復帰時期についてあくまでもインターナショナルマッチウィーク後であるという認識を示していた。
しかし、指揮官はUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節・バイヤー・レバークーゼン戦の前日記者会見において「(古橋亨梧のコンディションについて)注意深く観察する必要がある。その中で、インターナショナルマッチウィーク前に出場時間を与えたい。彼は日本代表に選ばれたので、どれくらいの状態にあるのか確かめるために起用するのは理にかなっている」と公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の公式発表とは矛盾する内容のコメントを残している。
なお、セルティックはレバークーゼン戦を終えると、中2日でスコティッシュ・プレミアシップ第8節・アバディーン戦に臨む。古橋亨梧の状態とあわせて、セルティックとJFAの間でどのようなやり取りが行われているのか気になるところだ。
コメントランキング