セリエA ミラン

「スーパーマンではない」イブラの弱気発言に現地メディア注目!

ズラタン・イブラヒモビッチ 写真提供: Gettyimages

 ミランに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(39)は、これまでメディアの前で強気な発言をしてきた。しかし、今週なかばに自身のコンディションについて弱気なコメントを残したことがイタリア国内で大きな話題を呼んでいるようだ。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 イブラヒモビッチは今年5月に行われたセリエA2020/21シーズン第35節・ユベントス戦で出場した際、左ヒザを痛めて後半途中に交代。その後、EURO2020(欧州選手権)を欠場すると、負傷箇所の手術を実施。当初は今季開幕戦での復帰を目指していたが、コンディション回復にやや時間を要していた。

 しかし、同選手はラツィオ戦で60分からピッチに立つと、7分後にロングカウンターからクロアチア代表FWアンテ・レビッチ(27)のクロスにペナルティエリア内であわせてネットを揺らした。また、この場面では靴紐が結べていない状況でゴール前まで走っており、自身のSNSアカウントを通じて「サッカーシューズが違いを生むのではない。足が違いを生むんだ」というコメントを残していた。

 ただ、イブラヒモビッチはコンディションに不安を抱えていることもあり、15日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節・リバプール戦でメンバー外に。くわえて20日に控えるセリエA第4節・ユベントス戦も欠場することが予想されている。

 その中、イブラヒモビッチはイタリア国内のイベントに参加した際、自身の状態について「腱に少し問題を抱えているし、リスクは冒したくないね。昨シーズンのように離脱を繰り返したくないから、自分がスーパーマンだとは思わず、スタッフの言うことに耳を傾けるよ」と珍しく謙虚さを覗かせている。

 なお、ミランはユベントス戦を終えると、22日に第5節・ヴェネツィア戦に臨む。来月のインターナショナルマッチウィーク期間まで過密日程を戦う中、イブラヒモビッチがどのタイミングで再びピッチに戻るのか注目が集まる。