明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖は、台風14号の影響により17日に行う予定だったJ1リーグ第29節・大分トリニータ戦を18日に開催した。この異例とも言える翌日の代替開催には、試合運営に携わる関係者が懸命のスケジュール調整を行ったことで大きな話題を呼んでいる。
サガン鳥栖のホームゲームでは、フリーのラジオパーソナリティであるYUYA(本名・牟田雄一郎)さんがスタジアムDJを担当。前身の鳥栖フューチャーズ時代から20年以上にわたり努めていることもあり、多くのサガン鳥栖サポーターから親しまれている。
そんなYUYAさんは、代替開催日の決定直後にサガン鳥栖の公式SNSのツイートを引用した上で「申し訳ありません。一年半前からオファーをもらってた仕事が明日の午後からありまして、明日、駅スタに入るのがkickoff後になります。サポーターのみんなのいつもの盛り上げで、駅スタに{勝つ空気}を創りあげてください。三連勝!成し遂げましょう!!」とコメントを残していた。
そのYUYAさんにかわって、大分トリニータ戦ではモーリー(本名・飯盛勇人)さんがキックオフ後までスタジアムDJを担当していた。サガン鳥栖のホームゲームで普段はYUYAさんのサポートをしているモーリーさんは「急遽YUYAさんのピンチヒッターを致しますモーリーです!いつもはYUYAさんの隣で、音で演出しております!リハ無し一発勝負ではございますがそれは選手も同じ!今夜は音と声で皆さんと一緒に勝利へ迎えればと思います!saganbeatもやります!今夜も宜しくお願いします!」とサポーターにむけて挨拶していた。
そして、YUYAさんが予定通り前半途中にスタジアムの到着すると、ハーフタイム前にスタジアムDJが交代している。YUYAさんは試合後に「お疲れ様でした。そして、今夜、遅れての参戦、申し訳ありませんでした。モーリーをはじめ、ドリームスの皆さん、前現場のスタッフの皆さん、 本当にお世話かけました。ありがとうございました。だからこそ、今夜は勝ちとうございました。次は必ず勝ちましょう!大分も残留してください」とSNSに投稿。サポーターや関係者に対して感謝のメッセージを送っている。
また、モーリーさんも「昨夜は皆様お疲れ様でした!YUYA先生の偉大さと、サポーターの皆様の暖かさを改めて感じた夜でした。助けて貰ってるのを実感し泣きそうでした。選手の皆さんを、そしてサポーターの皆さんを音の面から盛り上げて、少しでもサガン鳥栖の力になれるよう邁進して参ります!次こそは勝利を!」と急きょ巡って来た“大役”を振り返った。
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