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堂安律、EL初戦での先発予想は…菅原由勢との日本人対決で今季初ゴール

堂安律 写真提供: Gettyimages

 PSVアイントホーフェンに所属する日本代表MF堂安律(23)は、11日に行われたエールディビジ(オランダ1部)第4節・AZアルクマール戦で今季初ゴールをマークした。PSVは16日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節・レアル・ソシエダ戦に臨むが、オランダサッカーの専門サイト『FOOTBALL ORANJE』がこの一戦における先発メンバーを予想している。

 堂安律は今夏退団の可能性があったため、今季は開幕から数試合はメンバー外となっていた。しかし、PSVが高額の移籍金を設定したこともあり、ドイツへの移籍は実現することなくPSVに残留。その後は日本代表の一員としてFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合に臨んでいた。

 そして、同選手は東京五輪世代の日本代表DF菅原由勢(21)を擁するAZ戦で後半途中から出場。83分に右サイドからドリブルで中央に切れ込むと、左斜め45度の位置から鮮やかなミドルシュートを放ちゴールネットを揺らしている。

 PSVはAZ戦で3-0と勝利しているが、ロジャー・シュミット監督は試合後、2点目を決めたベルギーU23代表FWヨルベ・フェルテッセン(20)とともに堂安律のパフォーマンスも高く評価するコメントを残していた。

 ただ、『FOOTBALL ORANJE』はシュミット監督がELレアル・ソシエダ戦で前線の先発メンバーをAZ戦から変えないと予想。「4-2-3-1」のシステムにおける1トップにはイスラエル代表FWエラン・ザハヴィ(34)を起用し、2列目にはFWコーディ・ガクポ(22)、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(29)、FWノニ・マドゥエケ(19)を配するものとみられ、堂安律は再びベンチスタートとなるようだ。

 なお、PSVはレアル・ソシエダ戦を終えると、中2日でフェイエノールトとの一戦に臨む。これから週のなかばにも公式戦が組まれる過密日程を迎えるだけに、堂安律にもより多くのチャンスが巡って来ることを期待したいところだ。