Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

「VARが機能しなかった」札幌ジェイ、ルヴァン杯勝利もPK獲得ならず不満爆発

ジェイ・ボスロイド 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌は1日に開催されたYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝1stレグのFC東京戦で2-1と勝利した。しかし、元イングランド代表FWジェイ・ボスロイド(39)は、ペナルティエリア内でファウルをとられなかった判定に対して不満をあらわにしている。

 ジェイはこの一戦でベンチスタートの予定だったものの、タイ代表MFチャナティップ・ソングラシン(27)の負傷により、急きょ先発出場。1-1で迎えた80分にDF福森晃斗(28)の縦パスを受けるとペナルティエリア内でワンタッチではたき、MF荒野拓馬(28)のゴールをアシスト。チームの勝利に大きく貢献した。

 試合後、ジェイは自身のSNSアカウントを更新。ホームゲームでの勝利について「今晩はとてもタフなゲームだったね。早い時間帯に失点したけど、僕たちは自分たちの持ち味を発揮して勝利をつかみとった。個人としては、2点目をアシストできたし、タクマ(荒野拓馬)が決めてくれた!!チームとして素晴らしい動きだったよ」と喜びのコメントを残している。

 その一方で同選手は「PKの判定を得られなかったことに対しては、がっかりしたね。このスタジアムにいる誰もが、僕がファウルを受けたと見える場面でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は機能しなかったね。とりあえず、まだ(FC東京との戦いは)まだ半分しか終わっていない。今はアウェイ戦(2ndレグ)で自分たちの仕事をやり遂げなければならない」と自身に対する判定で納得していないことを明かしつつも、準決勝進出をかけた2ndレグに視線を向けている。

 なお、北海道コンサドーレ札幌は今月5日にレモンガススタジアム平塚でルヴァン杯・プライムステージ準々決勝2ndレグのFC東京戦に臨む。厚別公園競技場での1stレグでアウェイゴールを献上しているだけに、敵地でもジェイのパフォーマンスに期待がかかる。