アーセナル退団DFにセリエA移籍の噂が！チェルシー在籍時の恩師と再会も

　アーセナルを昨季終了後に退団したブラジル代表DFダビド・ルイス（34）は、母国復帰が噂されているが、セリエA移籍の可能性が浮上しているようだ。1日、イタリアメディア『Sportitalia』が報じている。

　ダビド・ルイスは、2019年夏にチェルシーからアーセナルへ完全移籍。2019/20シーズンは不動のセンターバックとして公式戦42試合で先発メンバーに名を連ねていたが、昨季は数度の負傷離脱もありここまで27試合の先発出場にとどまっていた。また、クラブは選手サイドに対して来年6月までの新契約のオファーを用意していると伝えられていたが、両者は契約更新を行わないことで合意すると、今年6月に退団が公式発表されていた。

　ダビド・ルイスの去就を巡っては、プリメイラ・リーガ（ポルトガル1部）の強豪ベンフィカも再獲得に動く可能性が伝えられていたが、同選手への興味をすでに失っているとのこと。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）のCRフラメンゴやスペイン代表FWジエゴ・コスタ（32）を擁するアトレチコ・ミネイロからの関心が伝えられている。

　また、同選手はアーセナルと契約解除を行ったブラジル代表MFウィリアン（33）から、ブラジル1部のコリンチャンスで再びチームメイトになることを勧められていた模様。ただ、コリンチャンスの会長はダビド・ルイス獲得の可能性を否定するコメントを残している。

　その中、ダビド・ルイスの代理人はラツィオの幹部とコンタクトをとっている模様。『Sportitalia』の報道によると、選手サイドは去就の決断を急がない姿勢を見せているものの、欧州でのプレー続行を望んでいるという。

　また、ラツィオは今季からマウリツィオ・サッリ監督がチームを率いているが、ダビド・ルイスがチェルシー在籍時に同監督とともに仕事をし、主力選手としてUEFAヨーロッパリーグ制覇に貢献したことも、ラツィオ移籍を後押しする大きな要因であるようだ。

　なお、一部の国をのぞき、欧州諸国では8月31日に移籍ウィンドウが終了している。今後はダビド・ルイスをはじめ、現在無所属状態となっている選手たちの動向に注目が集まる。