Jリーグ 鹿島アントラーズ

「軍人のように…」鳥栖や鹿島に在籍したチョン・スンヒョン、韓国代表入りで覚悟示す

チョン・スンヒョン 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖や鹿島アントラーズでプレーした過去をもつDFチョン・スンヒョン(27)は兵役期間を過ごす中、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合に臨む韓国代表に選出されている。そのチョン・スンヒョンは1日、韓国メディア『Export News』を通じて代表戦にかける意気込みを語った。

 チョン・スンヒョンは2017年6月にKリーグ(韓国1部)の蔚山現代からサガン鳥栖へ完全移籍。2018シーズン途中に鹿島アントラーズへ移籍すると、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献。鹿島アントラーズで2019シーズンまでプレーした後は蔚山現代へ復帰。そして今年から兵役期間に入ったため、韓国国軍の傘下である金泉尚武へ入団してる。

 同選手は韓国代表の一員として8試合に出場しているが、2018年11月に開催された国際親善試合・ウズベキスタン戦以降は出場機会がなかった。その中、今回の代表招集について問われると「代表チームに招集されて嬉しいです。ベストを尽くして(所属クラブの金泉尚武へ)戻りたいですね」

 「軍人のように自分のベストを尽くすこと以外、何も言うことはありません。ワールドカップ最終予選を勝ち抜くためにも、韓国代表をサポートします」と兵役中の身としての覚悟を言葉に残している。

 なお、韓国代表は9月2日にイラク戦、7日にレバノン戦を控えている。また、レバノン戦に関しては当初アウェイゲーム扱いとなっていたが、韓国での冬の寒冷な気候を踏まえてレバノン側と協議した結果、来年1月に開催予定のホームゲームをアウェイ戦に振り返え、来月7日に行われる一戦をホームゲームとすることで合意に達している。

 また、今回の代表メンバーには、トッテナム・ホットスパーのMFソン・フンミンや明治安田生命J1リーグの柏レイソルに所属するGKキム・スンギュ、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォンらが選出されたほか、かつてガンバ大阪でプレーしていたFWファン・ウィジョも名を連ねている。