セリエA インテル

インテルFW、代理人が他クラブからのオファー明かすも「契約延長の実現は…」

ラウタロ・マルティネス 写真提供: Gettyimages

 インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、依然として去就が不透明となっている。プレミアリーグの複数クラブからの関心が伝えられる中、同選手の代理人は他クラブからのオファーが届いていることを明かした。12日、アルゼンチンメディア『TyC Sports』が伝えている。

 現在23歳のラウタロ・マルティネスは、2018年夏にアルゼンチンのラシン・クラブからインテルへ完全移籍により加入。昨季は公式戦38試合に先発出場して19ゴール11アシストをマーク。ベルギー代表FWロメル・ルカクとともに前線に必要不可欠な戦力として活躍し、2010/11シーズン以来となるセリエA優勝に大きく貢献していた。

 ラウタロ・マルティネスはインテルとの契約を2023年6月まで残している。その中、同選手の去就を巡っては、契約延長で概ね合意に達していた中、アトレティコ・マドリードが関心を寄せているとスペインメディアが報道。本人は先月にメディアインタビューに対応した際、インテル残留が基本線であると主張していたが、代理人はインテルからの新契約締結のオファーを拒否していたことや契約延長に向けて急がない考えを明かしていた。

 その中、アーセナルからの関心が先月末に伝えられると、今月8日にはトッテナムが移籍金6000万ポンド(約92億円)以上をインテルに支払うことで合意を取り付けたと一部メディアが報じていた。

 ラウタロ・マルティネスの代理人は母国メディアのインタビューで同選手について「イングランドのクラブからオファーは届いているが、現時点では彼はインテルを離れない。我々は来週にも契約延長に関する議論を交わす予定だ。我々の目的は明確だが、それが実現するかどうかは彼ら次第だ」と語っている。

 なお、インテルはすでにベルギー代表FWロメル・ルカクの売却でチェルシーから移籍金1億1500万ユーロ(約150億円)を受け取ることが正式決定している。