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鈴木優磨、ベルギー強豪からのオファー拒否!ボローニャ移籍の噂は消滅

鈴木優磨(写真左) 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーした過去をもつFW鈴木優磨は、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)退団に向かっている。同選手はボローニャ移籍の可能性が消滅しているが、どうやらベルギー1部の強豪アンデルレヒトからのオファーを断っていたようだ。1日、ベルギーメディア『La Libre』が報じている。

 現在25歳である鈴木優磨の去就を巡っては、STVVが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて資金調達を行う必要性に迫られれていると伝えられる中、ペーター・マース元監督や立石敬之CEO(最高経営責任者)がベルギー国内メディアのインタビューで同選手の今夏退団が濃厚となっていることを認めるコメントを残していた。また、同選手はSTVVのプレシーズントレーニングに参加していたが、今季の構想から外れているため、練習試合や先月末に開幕したリーグ戦には出場していない。

 鈴木優磨にはリーグアン(フランス1部)のサンテティエンヌをはじめ10以上のクラブから関心を寄せているが、選手サイドは5月にヘルタ・ベルリンからのオファーを却下。また、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェとは5月中旬から交渉を行っているが、現時点で進展はないものとみられる。

 さらに、東京五輪の日本代表DF冨安健洋を擁するボローニャが、中国スーパーリーグの上海海港(旧上海上港)に在籍するオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの代替候補として鈴木優磨をリストアップ。しかし、ボローニャは今月1日にアルナウトビッチの獲得を公式発表。これにより、鈴木優磨がボローニャに移籍する可能性は消滅している。

 その中、アンデルレヒトは鈴木優磨の獲得に動いていた模様。アンデルレヒトはSTVVに対して移籍金400万ユーロ(約5億2000万円)によるオファーを提示。しかし、選手サイドはベルギー国外への移籍を望んでいることから、これを拒否したという。

 なお、アンデルレヒトはオランダU21代表FWジョシュア・ザークツィーの1年レンタルによる獲得へ向かっており、バイエルン・ミュンヘンとの交渉を行っている。また、ザークツィーにはエラス・ベローナをはじめ複数クラブが関心を寄せているが、現時点ではアンデルレヒトが争奪戦で優位に立っているようだ。