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Jリーグクラブが関心寄せるブラジル人FWの争奪戦が激化。給与未払い問題で…

Jリーグ 写真提供: Gettyimages

 カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロに所属するブラジル人FWアイルトンには、JリーグクラブやセリエA(ブラジル1部)のフォルタレーザECやECバイーアが関心を強めている。その中、ブラジル紙『O Tempo』は20日、セアラーSCも同選手の獲得を狙っていることを伝えている。

 現在22歳のアイルトンはパルメイラスの下部組織出身であり、昨夏にクルゼイロへ加入。昨季はリーグ戦27試合に先発出場して4ゴール2アシストをマーク。今季はコパ・ド・ブラジル(ブラジル国内カップ戦)で3回戦敗退までの4試合すべてで先発出場。また、リーグ戦ではここまで12試合を消化する中、5試合で先発メンバーに名を連ねて1ゴール1アシストをあげているが、20日に開催予定のセリエB第13節・レモ戦ではメンバー外となっている。

 アイルトンはクルゼイロとの契約を2023年12月まで残しているが、すでにクラブの構想から外れている模様。また、クルゼイロは同選手を今年12月までのレンタル移籍により放出することを視野に入れているという。くわえて、クルゼイロは昨年10月以降からアイルトンに対して給与の一部を支払えていないこともあり、レンタル先のクラブが給与の全額を負担するように求めるようだ。

 アイルトンにはJリーグクラブのほかに、フォルタレーザECやECバイーアがすでに選手サイドへコンタクトをとっている。しかし、ここにきてセアラーSCも関心を寄せており、同選手を巡る争奪戦はよりし烈なものになることが予想される。

 なお、今年2月にクルゼイロから徳島ヴォルティスへ完全移籍したブラジル人DFカカも同様に給与未払い問題を抱え、4月に古巣クラブを相手取り訴訟を起こしていた。