ラ・リーガ バルセロナ

メッシと契約延長の裏で…バルサ2選手が契約解除要求を拒否へ

サミュエル・ユムティティ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナのフランス代表DFサミュエル・ユムティティとボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチはクラブから契約解除を求められたが、これを拒否するようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 ユムティティは長らくオリンピック・リヨンでプレーした後、2016年夏にバルセロナへ完全移籍により加入。しかし、直近3シーズンはひざの負傷により数度にわたって長期離脱を強いられている。また、今季も左ひざのコンディション悪化により出遅れると、昨年12月の復帰後も出場機会には恵まれず、先発メンバーに名を連ねたのはわずか6試合となっていた。

 また、ピアニッチは昨夏に移籍金6000万ユーロ(約79億円)+ボーナス500万ユーロ(約6億5000万円)により、ブラジル代表MFアルトゥールと入れ替わる形でユベントスからバルセロナに完全移籍により加入。ユベントスではマッシミリアーノ・アッレグリやマウリツィオ・サッリから絶対的なレギュラーとして信頼を得ていたが、バルセロナでは公式戦13試合に先発出場にとどまっていた。

 一方、バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの新契約締結でおよそ2億ユーロ(約263億円)を要することから、複数選手の放出を望んでいる。また、ロナルド・クーマン監督やクラブ首脳陣はユムティティとピアニッチを2021/22シーズンの構想から外れているという意見で一致。プレシーズントレーニングを控える中、両選手に対して契約解除を求めたものの、2選手ともに拒否する姿勢を見せているようだ。

 なお、バルセロナは昨夏に加入していたブラジル人MFマテウス・フェルナンデスとの契約解除を先月29日に公式発表している。