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柏DFエメルソン・サントスがポルトガル1部移籍か!すでにクラブ間交渉開始

柏レイソル 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルに今季から在籍しているブラジル人DFエメルソン・サントスは、早くも退団へ向かっているようだ。ブラジル国内の複数メディアが報じている。

 エメルソン・サントスは、2015年にボタフォゴFRの下部組織からトップチーム昇格を果たした後、2018年にパルメイラスへ加入。その後、インテルナシオナルSCへレンタルにより1年半在籍すると、パルメイラスへ復帰して臨んだ2020シーズンは公式戦21試合の出場。しかし、コパ・リベルタドーレス決勝のサントス戦や今年2月に中東で開催されたFIFAクラブワールドカップ2020では出番がなかった。

 柏レイソルはエメルソン・サントスの保有権の70%を取得するために150万ドル(約1億6400万円)を支払うことでパルメイラスと合意。同選手は来日後、2週間の隔離期間をへて4月下旬にチームに合流すると、4月28日に行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節・横浜FC戦でデビュー。しかし。その後はグループステージ第5節・浦和レッズ戦と明治安田生命J1リーグ第14節・FC東京戦での出場にとどまっており、5月中旬以降は一度もピッチに立っていない。

 外国人枠の兼ね合いもあり出場機会に恵まれない同選手の去就を巡っては、日本代表MF守田英正を擁するプリメイラリーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララが獲得へ乗り出している模様。サンタ・クララは柏レイソルとのクラブ間交渉を行っており、買い取りオプション付きのレンタル移籍によるオファーを準備しているようだ。

 ケニア代表FWマイケル・オルンガの売却とともに、ブラジルから多くの新戦力を獲得した柏レイソルだが、21試合を終えて勝ち点17の獲得にとどまるなど、残留争いに巻き込まれている。シーズン途中にして早くも余剰戦力が生まれていることから、人員整理を迫られそうだ。