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レアル、フランス代表DFへの要求額引き下げへ!来夏フリー移籍阻止へ

ラファエル・バラン 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードはフランス代表DFラファエル・バランの今夏退団の可能性が高まっているが、同選手の獲得を目指すクラブに対する要求額を引き下げるかもしれない。24日、スペイン紙『アス』が報じている。

 バランの去就を巡っては、レアル・マドリードとの現行契約が来年6月までとなる中、クラブ首脳陣が慰留に努めている。また、選手サイドにはすでに新契約のオファーを提示しているが、現時点でも返答がない模様。くわえてアメリカメディア『ジ・アスレチック』は、バラン本人が新たな挑戦を望んでいることから、契約延長には応じない可能性が高いと主張している。

 同選手の移籍先候補には、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどがあがっている。その中、レアル・マドリードは来夏にフリーで放出することを避けるべく、移籍金の設定額を6000万ユーロ(約79億円)から5000万ユーロ(約65億円)へ引き下げるとのことだ。

 なお、バランは2011年夏にRCランスからレアル・マドリードへ完全移籍により加入。セルヒオ・ラモスとともに最終ラインに必要不可欠な戦力としてチームを支え、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめこれまで数多くのタイトル獲得に大きく貢献してきた。今季も守備陣の主力として公式戦41試合に先発出場したが、チームは無冠に終わっていた。

 レアル・マドリードはすでにスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの退団を発表している。今季までバイエルン・ミュンヘンでプレーしていたオーストリア代表DFダビド・アラバを獲得したとはいえ、シーズンにわたり守備陣を支えてきた2選手が流出するとなると、大きな痛手になりそうだ。