Jリーグ 徳島ヴォルティス

徳島DFカカ、古巣との給与未払い問題が進展!480万円支払いの判決下る

徳島ヴォルティス

 明治安田生命J1リーグの徳島ヴォルティスに所属するブラジル人DFカカは、給与等の支払いを求めてカンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のクルゼイロを相手どり訴訟を起こしていたが、クルゼイロに対する判決が出たようだ。26日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 カカは今年2月にクルゼイロから徳島ヴォルティスへ完全移籍により加入。しかし、カカ本人は先月はじめに自身のSNSアカウントで2か月にわたりクルゼイロから給与を受け取っていなかった事実を激白。また、クルゼイロ首脳陣とは徳島ヴォルティスから支払われる移籍金の一部を受け取ることで合意していたが、延滞している状況に対するいら立ちをあらわにしているほか、クラブ側は同選手のコメントに対して反論する姿勢を示していた。

 これを受けて選手サイドは今月上旬に未払い分の給与と移籍時の補償金など総額およそ60万レアル(約1200万円)の支払いを求めて提訴。先月27日に開かれた1度目の公聴会で両者は和解に至っていなかった。その中、今月25日にクルゼイロに対して、未払いとなっていた2か月分の給与を含めた23万5000レアル(約480万円)をカカに支払う判決が下ったようだ。

 全額こそ認められなかったものの、およそ40%にあたる金額を受け取ることになったカカとしては、徳島ヴォルティスでのプレーにより一層集中できるかもしれない。