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ローマ監督退任のフォンセカ、来季もセリエAで指揮か!EL4強の手腕が評価

パウロ・フォンセカ監督 写真提供:GettyImages

 パウロ・フォンセカ氏はローマの監督を今季終了後に退任することが決まっているが、来シーズンはセリエAの他クラブで指揮を執る可能性があるようだ。23日、イタリアメディア『Sportitalia』が報じている。

 フォンセカ氏は2019年夏のクラウディオ・ラニエリの後任としてローマ指揮官に就任。昨季はリーグ戦を5位で終えていたが、今季は終盤に勝ち点の取りこぼしが目立ち、来季欧州カップ戦出場圏外の7位でシーズンを終えていた。また、今年1月にはコッパ・イタリアベスト16・スペツィア戦における不戦敗となったことをうけてチームマネージャーを解任。この決定を巡って、同監督はボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコと衝突するなど、チーム内に問題を抱えていた。

 ローマはフォンセカ監督の今夏退任、およびジョゼ・モウリーニョ氏の招へいを公式発表しているが、フィオレンティーナが今夏にフォンセカ氏を新監督として迎え入れる可能性があるとのことだ。

 フィオレンティーナは今季序盤から黒星が先行すると、昨年11月にジュゼッペ・イアキーニ監督を解任し、チェーザレ・プランデッリ氏を招へい。しかしチーム全体の状況は好転することなく、今年3月下旬にプランデッリ監督の辞任に伴い、イアキーニが再びチームを率いているが、クラブ首脳陣は今夏監督交代の方針を固めている模様。また、フィオレンティーナはフォンセカ氏がUEFAヨーロッパリーグでローマを準決勝まで導いた手腕を高く評価しているようだ。

 なお、フィオレンティーナはナポリ指揮官を退任しているジェンナーロ・ガットゥーゾにオファーを提示していたが、ガットゥーゾ氏はこれを断ったと伝えられている。