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元ドイツ代表MFケディラが現役引退を表明。ブラジルW杯優勝に貢献

サミ・ケディラ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスやレアル・マドリードでプレーした過去を持ち、ヘルタ・ベルリンに在籍しているMFサミ・ケディラが今季限りで現役引退することを決断した。19日、ヘルタ・ベルリンやドイツサッカー連盟(DFB)の公式サイトが伝えている。

 現在34歳のケディラは、VfBシュトゥットガルトで2006年にプロデビュー。2010年にはドイツ代表の一員としてFIFAワールドカップ・南アフリカ大会に出場するとともに、レアル・マドリードへ完全移籍する。また、2014年には、FIFAワールドカップ・ブラジル大会でドイツ代表の優勝に大きく貢献。レアル・マドリードでは2013/14シーズンにUEFAチャンピオンズリーグのタイトルを獲得したものの、2015年夏に契約満了により退団する。

 その後、同選手はフリーでユベントスに加入。マッシミリアーノ・アッレグリ元監督から中盤センターに欠かせない戦力として絶大な信頼を寄せられると、セリエAやコッパ・イタリアなど数多くのタイトル獲得に貢献していた。

 しかし、2018/19シーズン以降は筋肉系トラブルや膝の負傷に泣かされ出場機会が減少。今季はアンドレア・ピルロ監督の構想から外れると、今年1月にユベントスとの契約を解除してヘルタ・ベルリンに加入。ブンデスリーガでは8試合でピッチに立っていた。

 ケディラ本人は現役引退を決断したことについて「土曜日の試合でフットボールに別れを告げるよ。これまで特別な瞬間を経験できてとても誇りに感じている。すべてのファン、チームメイト、コーチ、そして僕の家族や友達に感謝しているよ」と自身のSNSを通じてコメントを残している。