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モウリーニョ招へいのローマ、イタリア代表FW獲得へ本腰!131億円の契約解除条項が存在も…

アンドレア・ベロッティ 写真提供:Gettyimages

 来季からジョゼ・モウリーニョが指揮官を務めることが決まっているローマは、トリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティの獲得へ動くようだ。8日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 ベロッティは2015年夏にパレルモからトリノに加入すると、強靭なフィジカルやゴール前での決定力を武器に前線でレギュラーに定着。直近2、3シーズンでは一時期不調に悩まされることもあったが、今季はここまで公式戦32試合に出場し12ール7アシストをマーク。また、リーグ戦ではほぼ全試合でゲームキャプテンを任せられている。

 ベロッティとトリノの契約期間は2022年6月までとなっているが、現時点で新契約締結への動きに進展はない模様。また、トリノのウルバーノ・カイロ会長は先日、同選手に対する新契約の内容について条件面の見直しを行わない考えを示していた。

 ベロッティとトリノの現行契約には1億ユーロ(約131億円)による契約解除条項が付帯されているものの、この条項はイタリア国外クラブに対してのみ有効となっている。そのため、ローマは同選手の獲得に必要な移籍金を安く抑えることができるという見方が広まっているようだ。

 なお、モウリーニョはローマ首脳陣とすでに来季の編成について議論を交わしており、レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコやマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアをリストアップしたと伝えられている。