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横浜FCのFWクレーベ、三浦知良とのエピソード明かす「君を助けるためなら何でもすると…」

三浦知良 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのジェフユナイテッド市原・千葉からJ1リーグの横浜FCに今冬完全移籍により加入したブラジル人FWクレーベは、今季でプロ36年目を迎えている元日本代表FW三浦知良から横浜FC入団時に受けた言葉に感動したエピソードを明かした。28日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。

 現在54歳の三浦知良は1993年のJリーグ開幕以来、つねに多くのサッカーファンから注目を集めており、ブラジルやイタリア、クロアチア、オーストラリアでプレーした経験を持つ。同選手は2006年にレンタル先のシドニーFCから横浜FCに復帰して以降、10年以上にわたりベテランとしてチームを支えると、昨季は公式戦6試合でピッチに立っていた。

 日本サッカー界で今でも多くの人々から親しまれている三浦知良だが、クレーベは日本国外メディアのインタビューにおいて「カズはひとりの人間として、そしてひとりの選手としてレジェンドだ。彼にまつわる歴史のすべてが魅力的だよ。僕がこのクラブにやって来た時、彼は僕に一番最初に話しかけてくれた。それもポルトガル語で話してくれたし、手を差し伸べて僕を歓迎しれくれたよ」

 「『プライベートでもプロフェッショナルでも君が必要としていることがあれば僕に相談すれば良いよ。僕は君を助けるためなら何でもするよ』という彼の言葉に僕はしびれたね。この国(のサッカー界)のアイドルであり、世界中にも知れ渡っていて、それに日本でファンから多くの愛情を受け取っているようなアスリートだし、不思議な感覚だね。これだけの選手からサポートを受けていることがとても快適だよ」と横浜FCにやって来た時にかけられた言葉を明かすとともに、レジェンドとともに日々を過ごしていることへの充実感をあらわにしている。