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柏レイソルが獲得狙ったブラジル人MFが国内移籍へ。過去にCSKAモスクワやPSVに在籍

柏レイソル 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの柏レイソルが獲得候補として興味を示していたブラジル人MFニコンはブラジル国内で移籍する可能性が高いようだ。22日、ブラジルメディア『MINHA TORCIDA』が報じている。

 ニコンはプロデビュー前にロシアのCSKAモスクワやオランダのPSVアイントホーフェンに在籍した経験があり、2010年にアトレチコ・ミネイロの下部組織からトップチーム昇格を果たしている。その後、ブラジル国内の複数クラブへのレンタル移籍を繰り返した後、2015年1月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・パラナエンセへ加入。昨季はトップ下、右サイド、センターフォワードなど様々なポジションをこなしながら公式戦22試合に出場し2ゴール3アシストをあげていた。

 ニコンはアトレチコ・パラナエンセとの契約期間を今年12月まで残している。同選手の去就を巡っては、コリンチャンスやサンパウロなど複数クラブが水面下で争奪戦を繰り広げていたが、先月に柏レイソルが獲得レースから撤退。また、アトレチコ・パラナエンセは新たに2年契約を提示していたが、選手サイドがこれを拒否している。

 その中、ブラジル1部のグレミオが同選手の獲得にむけてすでに選手サイドとの交渉を開始している模様。また、アトレチコ・パラナエンセは移籍金1000万レアル(約1億9000万円)以上のオファーが届けば放出を容認する構えを見せているようだ。

 なお、柏レイソルはケニア代表FWマイケル・オルンガを中東クラブに放出したかわりに、FWペドロ・ハウルやDFエメルソン・サントスなど複数のブラジル人を獲得している。