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V・ファーレン長崎、ブラジル人MFウェリントンの獲得決定!ブラジル1部クラブが退団発表

V・ファーレン長崎

 カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ゴイアニエンセは26日、ブラジル人MFウェリントンがレンタルにより明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎へ加入することを公式発表している。

 ウェリントンはプロデビュー後に2度フリーの身となっていたが、2019年12月にセリエC(3部相当)フェロヴィアリオACへ加わると本職の左ウイングで頭角を現し、昨年10月にアトレチコ・ゴイアニエンセへ加入。シーズン途中での移籍ではあったものの、2020シーズンは公式戦13試合で先発出場するなどブレイクを果たしている。

 ウェリントンはアトレチコ・ゴイアニエンセとの契約期間を2022年12月まで残していたが、今月はじめにV・ファーレン長崎が56万レアル(約1000万円)による1年レンタル、買い取り義務付きという条件でオファーを提示したものの、アトレチコ・ゴイアニエンセ側はこれを拒否。

 さらにV・ファーレン長崎はレンタル料を150万レアル(約2900万円)まで増額した上で再度オファーを提示していたが、分割払いであることにアトレチコ・ゴイアニエンセ首脳陣は難色を示していた。それでもV・ファーレン長崎はクラブ間交渉を続けると、今週に入ってアトレチコ・ゴイアニエンセがオファーを受け入れたことによりクラブ間合意に達していた。

 アトレチコ・ゴイアニエンセはウェリントンが今年12月までの期間によるレンタル移籍によりV・ファーレン長崎に加わることに加えて、今回の両クラブの取引で買い取りオプションが付帯されていることを公式発表している。日本の移籍ウィンドウ閉鎖まで残り数日となる中、今季J1リーグ昇格を目指すV・ファーレン長崎はさらなる戦力強化に成功した格好だ。