ボルシア・ドルトムント 海外日本人選手

香川真司が語るクロップとファーガソン。名将たちの振る舞い方とは…

写真提供:Gettyimages

2006年にセレッソ大阪でキャリアをスタートさせ、2010/11シーズンにボルシア・ドルトムントに移籍を決めてからヨーロッパでの活動を続けている元日本代表・香川真司。32歳となった現在はギリシャ・スーパーリーグのPAOKテッサロニキに所属している。

香川真司は攻撃的ミッドフィルダーとしてゴールとアシストを量産するだけでなく、技術力の高いボールタッチで人々を魅了。中でもドルトムントでの10年以上前の活躍ぶりは今でも人々の記憶に残っている。

当時ドルトムントの監督だったユルゲン・クロップ氏(現リバプール監督)と共に、ドルトムントにブンデスリーガ、DFBポカールなどのタイトルをもたらした。その後にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を果たし、当時の監督だったアレックス・ファーガソン氏の下でプレミアリーグ優勝に大きく貢献。中でもノリッジ・シティ相手に香川が決めたハットトリックは今でも日本人として誇り高い出来事だ。

しかし、それをピークに徐々にユナイテッドでの存在感を示すことが出来なくなっていき、2014/15シーズンに再びドルトムントへ移籍。2018/19シーズン以降にはベジクタシュ、レアル・サラゴサでプレーし、2021年1月からPAOKテッサロニキに所属している。

そんな香川が、自身のキャリアの中で出会った人物として印象に残っているユルゲン・クロップ氏とアレックス・ファーガソン氏について言及した。クロップ氏とファーガソン氏の香川にまつわる対談とも合わせてご紹介したい。


香川真司 & アレックス・ファーガソン 写真提供:Gettyimages

香川が語るクロップとファーガソンの違いとは?

香川は、2017年よりアンバサダーを務める『ローレウス(世界40以上の国と地域でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組む財団)』のインタビューの中で、クロップ氏とファーガソン氏について言及している。

「(クロップ監督は)一言で表現するなら、すごく愛を感じる人です。常に選手のことを考えて、戦う上で大事な時に常にサポートしてくれて、何も迷いもなくピッチに上がれました。ついて行けば恐れることは何もないと思わせてくれる、そういう存在でしたね」

当時は若手監督の1人として、まだタイトルを保持しているわけではなかったクロップ氏。ドイツ国内では言わずと知れた監督ではあったが、その知名度は世界的とまではいかなかった。

「(ファーガソン監督は)“サー・アレックス”ですからね。クロップ監督と違って、誰もが知っている監督でした。誰もがリスペクトしていた。そんな名将の下でプレーできるチャンスがあると聞いた時には迷いはなかったです。移籍する前にマンチェスターのホテルでお会いした時、そのオーラや人柄に圧倒されました。当時70歳くらいでしたが、断然若く感じ、背筋もピンと立っていて、身長も高いですし、その時の印象が強くあります」

また、香川はマンチェスター・ユナイテッド時代のことをこう振り返る。

「(ファーガソン監督が)ハーフタイムに怒鳴っている時、ウェイン・ルーニーやライアン・ギグス、ポール・スコールズが何も言い返せないのを見て、この人はとても偉大な人なのだと感じさせられました。また、経験ある選手に対してすごく強い要求をしていたイメージがあり、こういうマネジメントをするのだなと印象深く感じましたね。ハーフタイムで怒鳴り散らかして顔が真っ赤になるという有名な話は、どうやら本当だったと体感しました。あれはファーガソンにしかできないし、ファーガソンだからこそやれることなのだと思います」

Previous
ページ 1 / 2

名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り
好きなチーム:プレミアクラブ全般、京都サンガ

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグを中心に観戦をしております。10年くらい前から海外サッカーに没頭し、当時最先端だったフレッツ光プレミアムを経由しFMVで速報を見てました。バルセロナ時代のトゥーレ・ヤヤ、アーセナル時代のトマーシュ・ロシツキー、ウォルクスブルク時代のエディン・ジェコとグラフィッチのコンビ、トッテナム時代のギャレス・ベイルなんかがとても好きでした。まだまだ素人目線のサッカーバカですが少しでもお楽しみいただければ幸いです。stand.fmでラジオを配信しております。気になる方はぜひこちらからお楽しみください。

筆者記事一覧