Jリーグ 清水エスパルス

清水エスパルス退団のGKネト、ブラジル国内クラブへの加入決定。Jリーグ再挑戦はならず…

清水エスパルスのホーム IAIスタジアム日本平 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスで昨季在籍していたブラジル人GKネト・ヴォルピはようやく所属クラブを見つけた。2日、ブラジルメディア『グローボ』がこれを伝えている。

 ネトは昨年1月にコロンビアのアメリカ・デ・カリから完全移籍で清水エスパルスに加入。正守護神としての活躍を期待される中、開幕節のFC東京戦でゴールマウスを守ったが、中断明け以降は負傷離脱を強いられたこともありYBCルヴァンカップ・グループステージ1試合での先発出場にとどまると、リーグ戦では一度もピッチに立つことがなく、わずか1シーズンでの退団が決まっていた。

 その後、同選手はブラジルに帰国するとフリーの身である中、フィジカルトレーナーを雇った上でしばらくトレーニングを行っていた。また、本人は先日ブラジルメディアのインタビューにおいて日本やブラジルの複数クラブからオファーが届いていることや、アメリカ・デ・カリでともに仕事をしたアレクサンドル・ギマランエス監督と連絡をとっていることを明かしていたが、コンコルディアACは1日にネトの獲得を公式発表している。

 なお、コンコルディアACはサンタカタリナ州選手権を舞台にシーズンを戦っており、今季は2月25日に行われたシャペコエンセ戦で0-2と敗れている。長期離脱により公式戦での出番が遠ざかっているネトだが、ブラジル国内で再起を図りたいところだ。